成城大学

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ヨーロッパ文化学科

教員紹介

有田 英也教授

ありた ひでやHideya Arita

文芸学部 / ヨーロッパ文化学科
職位:
教授
専門分野:
20・21世紀フランス文学
担当ゼミナール:
フランス語圏の文学
主な担当科目:
フランス語、フランス文学
最近の研究テーマ:
20 世紀フランス文学、地域文化論、ユダヤ民族の近代史
研究内容:
現代フランスを理解するためにその言語、近代的諸制度、文学を中心に近代の芸術を研究しています。特に、親の代にフランスに住みついたり、亡命・帰化した作家について関心があります。
略歴:
東京大学 人文科学研究科 仏文専攻
博士課程,1990年03月,単位取得満期退学,日本国
ソルボンヌ大学フランス文学博士課程修了(DL)
主要業績:
[著書]
『セリーヌを読む』(冨山太佳夫との共編著)国書刊行会 1998.
『ふたつのナショナリズム─ユダヤ系フランス人の「近代」』みすず書房 2000.
『政治的ロマン主義の運命〜ドリュ・ラ・ロシェルとフランス・ファシズム』名古屋大学出版会 2003.

[論文]
パリ第四大学文学博士号請求論文 Drieu la Rochelle et son acheminement vers un“roman-autobiographie”,2 vol. 1990.
「茸のかたちをした思想家の肖像─シャルル・モーラスと自然」『現代思想』1994.
「記憶のディスクール」臼井隆一郎・高村忠明編『シリーズ言語態4』東京大学出版会、2001.
「モダニズムの反動性——ユンガー、セリーヌ、ドリュ・ラ・ロシェル」『岩波講座文学』第10巻、2003.
「フランス知識人の後衛から——ドニ・ド・ルージュモンの『失業知識人日記』と『ドイツ日記』」塚本昌則・鈴木雅雄編『<前衛>とは何か 文学史の虚構と近代性の時間』平凡社、2010.
「初期レヴィナスのファシズム論」竹沢尚一郎編『宗教とファシズム』水声社、2010.
「サルトル『ユダヤ人問題の考察』再読(上)(下)」『思想』(1072-3)、 2013年8月・9月号
« La Grande Guerre dans la mémoire littéraire des Français », 韓国フランス文化フランス芸術研究会(CFAF)2014年大会, Actes du colloque, 2014
「アンドレ・ジッド『一粒の麦もし死なずば』における/による魂の救済をめぐって」『ヨーロッパ文化研究』38、2019.
「貝殻とロザリオ——ジャン・コクトーのキリスト教回帰をめぐって」『成城文藝』251、2020.
「異物化する心と身体:アルフォンス・ドーデーの闘病記『ドゥールー(痛み)』をめぐって」『成城文藝』257、2021.
「小説版<ファミリー・ヒストリー> : ターハル・ベン・ジェルーンとレイラ・スリマニの近作に見るモロッコ現代史の暗部」『Azur』第24号、2023.
「ナチ強制移送者像に見る歴史、証言、小説の入り組み ——オルガ・ヴォルムセル=ミゴ 『連合軍が収容所の扉を開いたとき』(1965)を巡って」『ヨーロッパ文化研究』第43集、2024.

[翻訳]
O. ヴォルタ『書簡から見るサティ』(共訳)中央公論社 1993.
ドリュウ・ラ・ロシェル『日記 1939 - 1945』メタローグ、1994.
B. フランク『ドリュ・ラ・ロシェル』水声社、1997.
オリヴィエ・トッド『アルベール・カミュ』(共訳)毎日新聞社 2001.
ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち』(共訳)集英社、2011(日本翻訳出版文化賞).
モディアノ『エトワール広場/夜のロンド』作品社、2016.
コルバン他監修『感情の歴史Ⅲ』(共訳)藤原書店、2021.
所属学会:
日本フランス語フランス文学会