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文化史学科

教員紹介

俵木 悟教授

ひょうき さとるSatoru Hyoki

文芸学部 / 文化史学科
職位:
教授
専門分野:
民俗学
担当ゼミナール:
民俗文化表現論
主な担当科目:
文化史実習Ⅱ、民俗学特殊講義Ⅲ、文化史演習Ⅳ
最近の研究テーマ:
芸能伝承の民俗学的研究、無形文化遺産研究、日常の移動と生活空間の研究
研究内容:
芸能を中心とする身体表現文化について、身体技法の継承と変容、伝承を支える心意(価値観や審美性など)、伝承組織の再編成など、さまざまな側面から伝承実践を理解するための研究を行っている。また、祭礼・芸能・技術などの伝承を意味づけ/価値づける社会制度としての無形文化遺産保護についての研究も行っている。近年は新たに自転車利用を中心とした日常の移動を通した生活空間論に関心を持っている。
略歴:
1999年 千葉大学 社会文化科学研究科 都市研究専攻(博士課程) 修了
博士(学術)(千葉大学)
主要業績:
[単著]
『文化財/文化遺産としての民俗芸能—無形文化遺産時代の研究と保護—』勉誠出版、2018年
[共著]
『日本の民俗9 祭りの快楽』吉川弘文館、2009年(古家信平・菊池健策・松尾恒一と共著)
[共編著]
『民俗小事典 神事と芸能』吉川弘文館、2010年(神田より子と共編)
『民俗学事典』、丸善出版、2014年(民俗学事典編集委員会)
[論文]
「大里七夕踊と青年団のかかわりの一〇〇年」 牧野修也編『変貌する祭礼と担いのしくみ』学文社、2021年
「津波で失われた浜の古絵図から紡ぎ出された記憶」 標葉隆馬編『災禍をめぐる「記憶」と「語り」』ナカニシヤ出版、2021年
「一九七〇年の「お祭り」:日本万国博覧会における祭りの表象」『日本常民文化紀要』36、2021年
「思いをつなぎ、人をつなげる文化遺産:地域遺産の可能性」 清水展・小國和子編『職場・学校で活かす現場グラフィー:ダイバーシティ時代の可能性をひらくために』明石書店、2021年
「地域活性化と民俗学」 小川直之・新谷尚紀編『講座日本民俗学1:方法と課題』朝倉書店、2020年
「歴史と芸ー神楽の過去を発掘する/演じるという歴史実践」 菅豊・北條勝貴編『パブリック・ヒストリー入門ー開かれた歴史学への挑戦』(勉誠出版 、2019年)
「民俗学的芸能研究を開く/拓く」『日本民俗学』300、2019年
「民俗学とデジタル・ヒューマニティーズ 」『日本民俗学』299、2019年
「正しい神楽」を求めて─備中神楽の内省的な伝承活動に関する考察─」『日本常民文化紀要』33、2018年
「伝承の「舞台裏」─神楽の舞の構造に見る、演技を生み出す力とその伝えられ方」飯田卓編『文化遺産と生きる』臨川書店、2017年
「民俗資料としての「審美の基準」へのアプローチ─鹿児島県いちき串木野市、大里七夕踊りの事例から─」『国立歴史民俗博物館研究報告』205、2017年
「護るべきもの」から学ぶべきこと─民俗芸能研究のフロンティアとしての無形文化遺産」『民俗芸能研究』57、2015年
所属学会:
日本民俗学会、現代民俗学会、日本文化人類学会