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2019年度 秋冬講座
21) 逃げ出した花嫁とスクリューボール・コメディ　～大恐慌時代の喜劇映画～

講義内容

結婚式場から大富豪の花嫁が逃げ出し、1930年代ハリウッド映画に新しい喜劇映画が誕生します。その名はスクリューボール・コメディ。美女は我を張り、美男は右往左往し、奇人変人が暴走する奇想天外な喜劇映画の数々へ、皆様のお手を優しく取ってご案内いたします。お転婆花嫁が再婚にいたる抱腹絶倒の珍道中の世界へようこそ！
※受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴（無料）していただきます。

各回テーマ

(1) クラーク・ゲイブルはなぜ失職した新聞記者であるのか

(2) キャロル・ロンバードは浮浪者の男になぜ心惹かれるのか

(3) 古生物学者は恐竜の鎖骨よりもキャサリン・ヘプバーンを愛することが可能か

(4) ケイリー・グラントの機関銃トークは元妻のハートをふたたび射抜くか

(5) 鉄火肌の姉御はゲイリー・クーパーを見事手玉に取ってみせるか

(6) 犬も食わない夫婦喧嘩をはたして愛犬スミスは仲裁できるか

講師紹介

専攻：英文学研究、英語圏文化研究、映画研究
映画とバレエと音楽をこよなく愛する英文学者。映画館で鑑賞する映画が、年平均300本ほどの映画狂。主な業績は『思考の最前線』（水声社）、『ターミナル・エヴァ』（水声社）、『フランケンシュタインの影の下に』（国書刊行会）ほか。

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