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「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ

過去の講座

この講座は修了しました。

2019年度 秋冬講座
20) 負の数の歴史:(-)×(-)はどうして(+)か?

講師
成城大学非常勤講師
中根 美知代
[なかね・みちよ]
定員
25名
受講料
12,000円
日程
土曜日 10:40~12:00 (講座:全6回)
(1) 10/5 (2) 10/19 (3) 11/9 (4) 11/16 (5) 12/7 (6) 12/14

成城大学非常勤講師<br/>
中根 美知代<br/>
[なかね・みちよ]

講義内容

中学校で学んだ負の数。(-)×(-)=(+)と教えられて、納得できないまま計算した記憶はないだろうか。実は人間が負の数と出会い、(-)×(-)=(+)と結論するまでには、2000年あまりの大変な騒動があった。この講座では、負の数の歴史を紹介し、数学という学問の本質を伝えたい。

<参考書>
吉田洋一著『零の発見』岩波新書赤版 本体760円+税

各回テーマ

(1) 人間と負の数の出会い:古代中国の『九章算術』

(2) 中国とインドの数学に見るゼロの概念と負の数

(3) ヨーロッパに渡った「偽りの数」

(4) (マイナス)×(マイナス)を(マイナス)と考えた人々

(5) ダランベール・カント・スタンダールの負の数の考察

(6) 19世紀半ばの決着:(マイナス)×(マイナス)はどうしてプラスか

講師紹介

専攻:科学史・数学史
数学およびそれを積極的に使う自然科学の歴史が研究課題です。これらの学問は、当時の社会・経済から制約を受けて発達する一方で、人間の考え方に大きな影響を与えてきました。研究を通じて知りえた、数学・自然科学を多彩な側面を幅広い世代の方々に伝えています。

お問い合わせ

成城大学 「成城 学びの森」事務局
〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20 Tel.03-3482-9031 Fax.03-3482-9467