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2017年度 春夏講座
22) 映画のなかの子どもたち　— ビクトル・エリセによる子ども映画の世界 —

講義内容

綺羅星のごとき世界の子ども映画のなかから、選りすぐりの傑作をご用意しました。作品の選者は『ミツバチのささやき』の巨匠ビクトル・エリセ。正確な作品知識と広範な映画史的教養を駆使して、エリセの想像力の源泉となった作品を深く鋭く鑑賞できる瞳の練磨を目指します。詳細な配付資料で理解がさらに深まります。
※受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴（無料）していただきます。

各回テーマ

(1) ほほえみと一粒の涙　— 1920年代アメリカ無声喜劇映画 —

(2) フィルムのなかの父親　— 1930年代日本無声喜劇映画 —

(3) 寄宿学校に舞い上がる羽毛　— 1930年代フランス詩的レアリスム映画 —

(4) 彷徨する父と息子　— 戦後イタリア・ネオレアリズモ映画 —

(5) 廃墟のなかの子ども　— 戦後ドイツ瓦礫映画 —

(6) 社会の底辺に生きる子どもたち　— 1950年代メキシコ映画 —

講師紹介

専攻：英文学研究、映画研究
映画とバレエと音楽をこよなく愛する英文学者。昨年映画館で見た映画が400本を超えるほどの映画狂。主な業績は『思考の最前線』（水声社）、『ターミナル・エヴァ』（水声社）、『フランケンシュタインの影の下に』（国書刊行会）ほか。

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