共通教育研究センター開設10周年記念事業

出版企画

身体と教養
—身体と向き合うアクティブ・ラーニングの探求—

共通教育研究センター開設10周年の企画として、本センター関係の教員が中心となって執筆した書籍をナカニシヤ出版から刊行いたしました。

本書は、「身体」をキーワードに、高等教育における身体にまつわる教育に関する論考のみならず、身体にまつわる教育をアクティブ・ラーニングとして捉え、大学教育や教養教育のあり方に関する論考も含めた、多彩な論考を集成したものです。大学教育におけるアクティブ・ラーニングとしての身体、スポーツ・ウェルネス教育はもちろん、アクティブ・ラーニング実践の中から、コミュニケーション能力のあり方と教育に関する論考など、「身体」にまつわる教育をめぐって多岐にわたって論じられた、一般的な教養教育に関する論考とは一線を画した内容となっています。

(以下、「序論」より)
本書は,アクティブ・ラーニングやコミュニケーション能力を直接的に論じることを狙いとはしていない。むしろ,そうとはいわずに展開されている多様な「学習」のあり方のなかにすでにアクティブ・ラーニング的な要素が散りばめられているということを本書から読み取ることができるだろう。とくに本書の特色となっているのは「身体」への視座である。「アクティブ」な学習形態において,身体はかつてないほどに重要な場所に置かれている。知の伝達や共有,産出にとって,身体を媒介とした学習は様々な領域で注目され,多様に展開されている。

目次

序論(山本 敦久)
第1部 現代社会における身体と教養

  • 01  ハビトゥスなきハビトゥスの時代:コミュニケーション社会における知と身体(山本 敦久)
  • 02  教養教育にみる「音楽」のあり方を考える(東谷 護)
  • 03  教養として身体を「学習」することの必要性:体育教育の批判的考察から(阿部 勘一)

第2部 大学生の身体とコミュニケーション
  • 04 ボランティア化する社会と身体:大学生を取り巻くボランティアの状況(二宮 雅也)
  • 05 オンライン・メディアと女子学生の「つながりっぱなしの日常」(田中 東子)

第3部 「アクティブラーニング」と教養教育の現在
  • 06 身体教育の学びを考える:スポーツ・ウェルネス教育とアクティブラーニングの視座から(妹尾 江里子)
  • 07 アクティブラーニング型初年次キャリア教育:その実践と課題(勝又 あずさ)
  • 08 鼎談:身体の教養を再考する:動きと言葉のリベラルアーツへ(田中 陽子・阿部 勘一・山本 敦久)

第4部 学校教育におけるスポーツ文化
  • 09 スポーツの重要性と学業のバランス:アイルランドの中等学校の課外活動を参考に(海老島 均)
  • 10 部活動指導についての一考察:教職課程2年「特別活動」を例として(徳田 光治)

ナカニシヤ出版による紹介はこちら

身体と教養 —身体と向き合うアクティブ・ラーニングの探求—

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