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「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ

過去の講座

この講座は修了しました。

2018年度 春夏講座
11) 『遠野物語』を解きほぐす

講師
成城大学名誉教授
山田 直巳
[やまだ・なおみ]
定員
40名
受講料
12,000円
日程
木曜日 18:30~19:50(講座:全6回)
(1) 5/10 (2) 5/17 (3) 5/31 (4) 6/14 (5) 6/28 (6) 7/12

成城大学名誉教授<br/>
山田 直巳<br/>
[やまだ・なおみ]

講義内容

『遠野物語』を受講生の皆様とともに、丁寧にじっくり読んでみたい。明治の「百物語」を楽しみとし、まだ民俗学以前であった柳田國男は、ここに掲載されているような話のどこに興味を持ったのか。また遠野の人、佐々木喜善から聴き取ったというやや幻視・幻想を想わせる不思議な物語空間の何に共感し、『遠野物語』という不思議を形成していったのか。それらを解きほぐしてみたい。

<テキスト>
柳田國男著『遠野物語・山の人生』(岩波文庫)岩波書店 本体920円+税 ISBN-13: 978-4003313817
※テキストは各自でお買い求めいただき、講座時にご持参ください。

各回テーマ

(1) 『遠野物語』誕生の時代的背景を考える — 時代の何に柳田はコミットしたのか —

(2) 佐々木喜善・水野葉舟と柳田國男の出会い — 引き寄せる磁場 —

(3) 里の神(カクラサマ・ゴンゲサマ)と家の神(オクナイ・オシラ・ザシキワラシ)を巡る不思議

(4) 山の神・山男・山女周辺の動向の不思議 — それらを擁する社会構造のありかた —

(5) 家の盛衰とマヨイガ・ザシキワラシ — 前兆としての現象とそれを支えるイマジネーション —

(6) 遠野郷と『遠野物語』 — モノガタリ地理学として、場と語りのずれと相即のもたらすもの —

講師紹介

専攻:民俗学(常民文化論)/日本古典文学/「昔話の話素分析に基づく」社会文化論
民俗学的日本古典文学研究をスタートとし、民俗学(常民文化論)、文化人類学に向かう。
現在、中国雲南省の葬送儀礼にまつわる歌唱・儀礼構造研究に注力。あらゆる不思議に挑戦する。

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お問い合わせ

成城大学 「成城 学びの森」事務局
〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20 Tel.03-3482-9031 Fax.03-3482-9467