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2017年度 秋冬講座
24) 映画のなかの子どもたち　— ビクトル・エリセによる子ども映画の世界 —

講義内容

秋冬講座では、綺羅星のごとき世界の子ども映画のなかから、1955年から1967年に公開された選りすぐりの傑作をご用意しました。作品の選者は『ミツバチのささやき』の巨匠ビクトル・エリセ。正確な作品知識と広範な映画史的教養を駆使して、エリセの想像力の源泉となった名作子ども映画の数々を、深く鋭く鑑賞できる瞳の練磨を目指します。詳細な配布資料で理解がさらに深まります。
※受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴（無料）していただきます。

各回テーマ

(1) 大人の見る絵本　— 1950年代アメリカ・フィルム・ノワール —

(2) 孤児と悪党　— 1950年代アメリカ冒険映画 —

(3) 少年よ、海へ向って走れ　— 1960年代フランス・ヌーヴェル・ヴァーグ —

(4) 戦争と子ども　— 1960年代ソヴィエト映画 —

(5) 孤独な少女は池に　— 1960年代フランス映画 —

講師紹介

専攻：英文学研究、映画研究
映画とバレエと音楽をこよなく愛する英文学者。昨年映画館で鑑賞した映画が400本を超えるほどの映画狂。主な業績は『思考の最前線』（水声社）、『ターミナル・エヴァ』（水声社）、『フランケンシュタインの影の下に』（国書刊行会）ほか。

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