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2016年度 秋冬講座
02) 食と健康　— 自身の食生活から世界の食料問題 —

講義内容

現在の日本人は平均的に見れば、歴史の中で最も豊かな食生活を送っています。その一方で、食と健康やいわゆる健康食品に関する情報が身の回りにあふれています。これらの情報を科学的根拠に基づいて選別し、不適切な情報に振り回されずに、かしこい食生活を送るための力を身につけましょう。

各回テーマ

(1) 私たちの体は食べたものからできている。栄養についての知識を整理しよう。

(2) 世の中にあふれる健康食品。食品の法的な位置づけ。医薬品との比較。（機能性表示食品など）

(3) 今後も世界の人々が必要な食料を得られるのか？　— 環境問題も含めて世界の食糧事情を考える —

(4) 何をどれだけ食べたらいいのか？（日本人の食事摂取基準（2015年版）と日本食品標準成分表2015）

(5) 近ごろはやりの食事法（糖質制限食、グルテンフリー食、DASHなど）を考える。

(6) 高血圧と減塩、動脈硬化とコレステロール、痛風とプリン体などについて考える。

講師紹介

専攻：栄養生化学、食品学
成城大学非常勤講師。戸板女子短期大学教授。本務校では栄養士になる学生に生化学、栄養学、食品学などを講義しています。栄養・健康に関する情報が一般市民にどのように受け取られているのかについても興味をもっています。