この講座は修了しました。

2016年度 春夏講座紹介
18) くずし字で読む『伊勢物語』

講義内容

くずし字で書かれた『伊勢物語』を読むことを通して、くずし字の読み方をマスターしましょう。また、『伊勢物語』を鑑賞することで、日本人の美意識の歴史にもふれてみましょう。

＜参考書＞
小島孝之著『古筆切で読むくずし字練習帳』新典社 本体1,000円＋税
伊地知鐡男編『増補改定 仮名変体集』新典社 本体350円＋税

各回テーマ

(1) くずし字読解の基礎と『伊勢物語』の概要

(2)『伊勢物語』第23段（筒井筒）（前半）

(3)『伊勢物語』第23段（筒井筒）（後半）

(4)『伊勢物語』第24段（梓弓）

(5)『伊勢物語』第25段（笹わけし朝）・第26段（もろこし舟）

(6)『伊勢物語』第27段（たらいの影）

講師紹介

専攻：中世日本文学、説話文学、古筆学
1943年生。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程中退。博士（文学）。立教大学助教授、同教授、東京大学教授を経て成城大学教授。2014年3月定年退職。成城大学名誉教授。主な著書に『中世説話集の形成』（若草書房）、『沙石集』（新編日本古典文学全集、小学館）などがある。