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2015年度　秋冬講座
21) 神話・伝承と美術　— 西洋篇 —

講義内容

聖書とギリシア神話を読み、それらに題材を採った美術作品を鑑賞しながら、ヨーロッパ文化の二大潮流について、受講生の皆様と御一緒に考えます。美術館巡りや画集を眺める際の参考になれば幸いです。毎回、テクストとカラー図版の資料を配布いたします。

各回テーマ

(1) マリア伝（１）— 受胎告知 —　ボッティチェリ他

(2) マリア伝（２）— エジプトへの逃避 —　ルンゲ他

(3) マリア伝（３）— 聖母被昇天 —　エル・グレコ他

(4) バッカス　— ベラスケス他

(5) メディア　— ドラクロワ他

(6) プロセルピナ　— ロセッティ他

講師紹介

専攻 ： ドイツ文学、比較文化
ゲーテとロマン派を中心にしたドイツ文学が専門ですが、近年は特に、神話・伝承と美術の関わりに関心を持っています。文学と造型芸術が交錯する濃密な世界、それを歴史や思想を背景に解読する作業に日々専念しています。
『美のチチェローネ』J・ブルクハルト（編訳）、青土社／『世紀末芸術論』ジンメル他（編訳）、青土社、等。