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2015年度　春夏講座
19) イングリッド・バーグマンの魅力　— 大スターとたどる映画史 —

講義内容

今なお燦然と輝く銀幕の大スター、イングリッド・バーグマンは、スウェーデン、ハリウッド、イタリア等、各国の映画黄金期に巨匠と組んで作品を世に送り出しました。彼女の特徴はいかに映しだされ、それが映画史に繋がったのでしょうか。彼女の光輝を、映画学の観点から、具体的な作品分析に基づいて考察していきます。
※受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴（無料）していただきます。

各回テーマ

(1) スウェーデン映画にスター現る

(2) ハリウッド映画：異邦性

(3) ヒッチコック作品：精神性の深化

(4) 伊ネオレアリズモ映画：大スターの挑む現実性

(5) ロッセリーニ作品：カトリシスム的主題の体現

(6) 円熟の極み：女性の高貴と神秘

講師紹介

専攻 ： 映画美学･映画理論
「映画は美を生ぜしめる」と述べたエリック・ロメール監督を中心に、仏ヌーヴェル・ヴァーグと、彼らが敬愛したヒッチコックやジャン・ルーシュの作品を研究してきました。それらの作品を観る度にますます、その映像と世界の「美」に心惹かれます。