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2014年度　秋冬講座
01) 南方熊楠を読む〔説話研究・入門編〕

講義内容

南方熊楠の文章は、内容と文体の双方の点で現代人には読みにくい部分がある。南方という人に関心があるが、なかなか著作そのものには手が出ないという受講者を想定して、その文章世界にすこし近づいてみたい。
今回は、前期に続いて、比較説話および伝説研究に関する早期の文章を取り上げてみたい。新規受講者を歓迎します。
＜テキスト＞益田勝実編『南方熊楠随筆集』筑摩書房（ちくま学芸文庫）本体1,300円＋税
※テキストは各自でお買い求めいただき、講座時にご持参ください。

各回テーマ

(1) 西暦九世紀の支那書に載せたるシンダレラ物語（１）
(2) 西暦九世紀の支那書に載せたるシンダレラ物語（２）
(3) 西暦九世紀の支那書に載せたるシンダレラ物語（３）
(4) 西暦九世紀の支那書に載せたるシンダレラ物語（４）
(5) 人柱の話（１）
(6) 人柱の話（２）

講師紹介

専攻 ： 比較文学比較文化（近代日本美術史・文化史）平成12年にイギリス留学から帰国後、南方熊楠旧邸（和歌山県田辺市）での熊楠蔵書・資料調査に参加し、『南方熊楠邸蔵書目録』『同　資料目録』を編纂。編訳著書『南方熊楠英文論考［ネイチャー］誌篇』『南方熊楠とアジア』『南方熊楠大事典』等。『南方熊楠英文論考［ノーツ・アンド・クエリーズ］誌篇』を近刊予定。