「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
甘く切なく、時に苦しく、時に生きる歓びとなる恋愛。永遠に輝くその瞬間がいかに映画的に表現されているかを、1930年代から80年代までのフランス映画の名作に探ります。
毎回1人の監督の作品を取り上げ、映画の世界を具体的に見聞きする中で、フランス映画に恋をし、人生に恋をするかもしれません。
※なお、受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴(無料)していただきます。
各回テーマ
(1) 水面にゆらめく愛の光 — 29歳の監督が捉えた愛と幸せの形(ジャン・ヴィゴ監督)
(2) 夢みる恋は時代を超えて — 音楽にのせたジェラール・フィリップのコスチューム・プレイ (ルネ・クレール監督)
(3) 終わらない恋のワルツ — 運命の耳飾り(マックス・オフュルス監督)
(4) わが人生、たそがれまで恋と賭け — J・ギャバンの円熟した魅力(ジャン・ドラノワ監督)
(5) 恋の雨滴にメロディーと彩りを(ジャック・ドゥミ監督)
(6) この光を信じて(エリック・ロメール監督)
講師紹介
専攻 : 美学・映画学成城大学非常勤講師。フランス映画、特にヌーヴェル・ヴァーグの映画を、美学的・理論的に考察してきました。この世界の美しさが映像にどのように捉えられるかを、言葉にできたらと思っています。