「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
ハプスブルク帝国の宮殿と言えば、ホーフブルクとシェーンブルン宮殿があまりにも有名ですが、それ以外にも、広大な帝国のあちこちに、大小さまざまな宮殿があり、そこでハプスブルク家の人たちの公私にわたる生活や娯楽が営まれてきました。これらの宮殿の写真を見ながら、そこに生きたハプスブルク家の人たちの暮らしぶりと、それを取り巻く歴史的状況を振り返ってみましょう。
各回テーマ
(1) 華麗なる皇帝たちの宮殿
(2) シェーンブルンに代表されるプライベートな宮殿
(3) ハプスブルク家は狩人だった:狩猟館
(4) 皇帝一家の夏の保養所
(5) 皇帝の弟たちの宮殿
(6) 未亡人たちの華麗な住居
講師紹介
専攻 : 20世紀初頭のドイツ・オーストリア文学高校生のとき、将来何を学びたいかと言われ、「歴史の真実を追究したい」などと答えたことがあります。結局大学ではドイツ文学を専攻し、歴史学を学ぶことはありませんでしたが、その後、ウィーン体験を経て、ハプスブルク帝国へと迷い込んでしまいました。コミュニティー・カレッジでの一連の講義は、そのささやかな産物です。