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2012年度　秋冬講座
10) 健康と栄養 — いのちのしくみから考える —

講義内容

現代は、学術情報か広告か判別しにくい情報や、なかば娯楽情報化した健康情報であふれかえっています。そのような状況下、栄養学の誤解ないし基本の無知からくる特定の食品や食品成分への過度な期待が少なからぬ人々の間で見受けられるようになっています。一度、基本から栄養学（広い意味での生命科学）を学び直してみませんか。

各回テーマ

(1) 栄養とは、食品の機能、各栄養素の働き
(2) 消化吸収、食物アレルギー、脳腸相関
(3) 代謝、代謝回転、食生活の乱れ、生活習慣病（メタボリック・シンドローム）
(4) 遺伝子の働き、体質、化学物質、放射線、活性酸素、ガン
(5) 話題の食品成分（ファイトケミカル、ポリフェノール、その他種々）
(6) 老化・寿命に関する最近の研究成果

講師紹介

専攻 ： 栄養化学、環境社会論、エコロジー論本学社会イノベーション学部教授。もともとは栄養化学の研究をしていたが、現在は、環境問題を研究している。いわば人の健康・栄養問題から、地球・自然の健全性を問う（憂う）作業に力点を移している。編著に『私たちの食と健康』（三共出版）、『環境問題と社会』（同文書院）などがある。