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  • 2026.09.24

    【開催報告】2026年度文学研究科客員教授 学術講演会「書くことと在ること ハイデガーの手稿と哲学の文献学」

 2026年7月9日(木)、成城大学大学院文学研究科主催2026年度客員教授学術講演会「書くことと在ること ハイデガーの手稿と哲学の文献学」が大学3号館321教室にて開催されました。
 本講演会は、文学研究科が招聘する客員教授による講演の場として開催されています。2026年度は、ヨーロッパ文化専攻の客員教授として招聘されたDr. Felix Christen(フェリックス・クリステン博士) (ハイゼンベルク・フェロー(DFG) / ハイデルベルク大学)にご登壇いただきました。
 当日は英語による講演が行われ、国際編集文献学研究センターのご協力のもと、日本語字幕を投影して実施されました。

Dr. Felix Christen
Dr. Felix Christen

 講演では、哲学者マルティン・ハイデガーの思索として著書や講義録が注目される一方で、その思索の一環である「書くこと」そのものにはほとんど注意が向けられてこなかったことに着目しました。ハイデガーが実際に綴った手稿を確認しながら、著書『存在と時間』(1927)の用語が形成される過程と照らし合わせてそれらを読み解くことで、ハイデガーの思索の核が、文を書き、修正し、それを繰り返す「書くこと」そのものに深く結びついているということが示されました。
 講演には学内外の学生や教員、研究者等が参加し、講演後は質疑応答の時間も設けられ、意見交換を通じてハイデガーの思索や文献学そのものについての理解を深める、実りある場となりました。

会場の様子
会場の様子