
メッセージ
経済学研究科 経営学専攻 博士課程前期修了
現・株式会社アーバンイラスト制作室 代表取締役
木村 圭子さん
暮らすと商う、両者の視点から
まちづくりを考える人材へ
美術や建築などを学び、長年まちづくりや商店街のデザインに携わってきました。景観を考える上でこれまで「暮らす人」の視点を重視してきましたが、ある仕事を通じ、そこに店を構え「商う人」の想いや経営への理解が不足していると実感しました。双方の視点を捉えなければ地域のあり方は考えられないと、経営について改めて大学院で学び直すことを決めたのです。
本大学院を選んだのは、以前、生涯学習講座「成城 学びの森」を受講した際に出会った、商店街の経営を研究する境 新一先生が在籍されていたから。在学中は商店街の在り方などについて学びを深めました。現在は、「地域コミュニティと商店街がどのように関わるか」をテーマに研究を進めています。住民も商店街の人たちも、インターネットの発達によって、地域と関わらなくても生きていける時代になっています。本当にそれで良いのか、どのようにつながれば良いのかを研究する予定です。
大学院での研究は、最初は大変なことも多くありました。同じように社会人から進学した仲間の存在が大きな支えになりました。これまでは、デザイナーとしての感性や建築の理論で物事を見ていましたが、経済学理論で論理を組み立てていくことを新たに学び、捉え方が大きく変わりました。これからも暮らす人と商う人双方の視点を大切に、住民が安心し、「ここに帰ってきたい」と思える地域のあり方を探究していきます。
※記事内容・写真は2026年取材時のものです。