センターの組織・活動
本センターでは、共通教育の運営と共に、共通教育と関連した初年次教育や教養教育のあり方など、高等教育全般に関連する活動も行っています。ファカルティ・ディベロップメント(FD)もその一環です。
2007年の大学設置基準の改正に伴い、2008年度からそれまで努力義務とされていたFD活動が義務化されました。この流れの中で、本センターでも、FD活動の第一歩として、2008年12月11日(木)に、全学の教職員を対象とした「FD講演会」を開催いたしました。講師は、名古屋大学大学院 教授の戸田山和久氏で、「FDバブルを生き抜くたった一つの冴えたやり方」と題したご講演をしていただきました。FDが義務化される中、本当に必要なFDとは何かということについて、大変刺激的な内容の講演をいただき、参加した教職員は熱心に耳を傾けました。
なお、本学のFD活動については、2008年秋に学長を委員長とする「成城大学FD委員会」が発足し、2009年度以降、本センターにおけるFD活動も「FD委員会」に引き継がれることになります。
【講演者プロフィール】 戸田山 和久(とだやま・かずひさ) 氏
1958年東京都生まれ。東京大学人文科学研究科修了。専攻は科学哲学。現在、名古屋大学情報科学研究科教授、同高等教育研究センターセンター長(当時)、社会連携担当総長補佐。著書に、『知識という環境』(共著、名古屋大学出版会)、『論理学をつくる』(名古屋大学出版会)、『知識の哲学』(産業図書)、『論文の教室:レポートから卒論まで』(NHK出版)。特に、『論文の教室』は、それまでの類書のあり方を変え、発売以来、30刷を超えるベストセラーとなっている。
※なお、今回の講演は『共通教育論集』1号に掲載されます。