成城大学

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交換留学

ウィスコンシン大学ミルウォーキー校(アメリカ)廣瀬有紗さん


※写真右から2番目が筆者。

私が好んで読む小説や絵本などはなぜかイギリスのものが多く、いつしかイギリス文学を現地で学びたいと思うようになりました。シェフィールド大学に留学が決まったときは本当に嬉しかったです。

シェフィールドはイギリスのほぼ中央に位置するイングランドで4番目に大きな都市です。シェフィールド大学は街の中心部に隣接する総合大学ですが、近代的な建物の中に点在する古い建物からもその歴史を感じることができます。学内は大きなリュックに本を詰めて歩く学生の姿が多く見られ、総じてみな勤勉です。学部の授業が始まる直前の留学生のためのオリエンテーションで、シェフィールド大学で学ぶために世界およそ120カ国から留学生が集まってくることを知り、世界レベルの名門大学であることを実感しました。

1年間の留学が高校の頃から夢であった私にとって、成城大学の交換留学制度は魅力的で、それが入学を決意したポイントでした。一般的に今では留学は身近になっていますが、他大学の留学制度に比べ、成城の交換留学制度は留学先での大学の授業料が免除され、4年間で卒業も可能な点が恵まれていると思います。

ウィスコンシン大学は州立のとても大きな大学で、キャンパスも広く施設も大変整っており、受けられる授業も多岐に渡ります。学校からは授業などの指定がなく、自分の興味のある分野を自由に勉強できたので、英語の他に政治経済、中国語、心理学、地理学などを勉強しました。ディスカッションのクラスや、毎回エッセイを書かなければいけないクラスもあり大変でしたが、先生方は皆優しく質問に行けば気軽に答えてくれるので授業についていけました。

キャンパスから歩いて5分の寮はコーヒーショップ、カフェテリア、売店があり、中でも私が住んでいたタワーはキッチンも付いていたので食生活で困ることはありませんでした。成城大学以外の様々な国からの留学生も同じ寮に住んでいましたが、留学生同士もとても仲が良くお互いに助け合いました。少しでも英語を話す機会を増やそうと、放課後は寮内のカフェテリアでアルバイト。異国の人々と共に働くというとても貴重な経験が出来、アルバイトを通して友人もたくさん出来ました。また成城大学ではダンス部に所属していたので、アメリカでもダンスチームに入り週2回オフキャンパスで練習。ショーケースのためシカゴまで遠征に行くこともありました。文化の違う人と一つのものを作るという過程の中、唯一のアジア人である私にメンバーは皆優しく練習はとても楽しかったです。

アルバイトやダンスの他、平日は図書館で友人と一緒に勉強したりしていましたが、週末はアメリカ人、留学生関係なく皆で思いっきり遊んでいました。アメリカでアルバイトやダンスをするなど、今改めて考えると自分でもびっくりしますが、アメリカでは自分がやりたいと主張し、自分の努力を示せば、それを実践する場を与えてくれました。おかげで本当に充実した一年間を過ごすことが出来ましたし、何より今も連絡を取り合う程のかけがえのない友人に出会えたことが、留学をして一番良かったことです。