成城大学

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芸術学科

教員紹介

井奥 陽子准教授

いおく ようこYoko Ioku

文芸学部 / 芸術学科
職位:
准教授
専門分野:
美学
担当ゼミナール:
美学
主な担当科目:
美学・芸術学入門b、美学一般講義、美学演習、原典演習a、美学ゼミナール
最近の研究テーマ:
ドイツ啓蒙主義美学における秘教主義の影響
研究内容:
「美学」という分野が現在このように大学で教えられているのは、18世紀のドイツで哲学の一学科として創設されたことに由来します。ヨーロッパの18世紀は「啓蒙の世紀」と呼ばれ、学問の近代化が推し進められた時代でした。哲学的学科としての美学も、近代啓蒙のひとつの産物と言えます。美学誕生の歴史をそうした時代状況に鑑みながら探究することで、「人間にとって美や芸術とは何か」という問いに対して、ひとつの示唆を得ることができるのではないかと考えています。とりわけ近年は、思想史研究における「啓蒙と秘教主義」や「近代啓蒙における理性と迷信」というトピックのもと、占い・魔術・予見・霊感などを切り口に研究しています。
略歴:
東京藝術大学大学院 美術研究科 美術専攻 芸術学(美学)研究領域
博士後期課程、2018年3月、修了
主要業績:
[著書]
『近代美学入門』ちくま新書、2023年
『バウムガルテンの美学:図像と認識の修辞学』慶應義塾大学出版会、2020年
[論文]
「クリスティアン・ヴォルフにおける人間の未来予知:天気の予測、占星術、不吉な自然現象」『日本18世紀学会年報』40号、111–124頁、2025年
「美学誕生のミッシングリンクとしての百科全書思想:アルシュテートからバウムガルテンへ」、渡辺浩司編『近代美学と古典弁論術:弁論術の崩壊と再構築』JSPS科研費研究成果報告書、大阪大学、85–96頁、2025年
「カントによるバウムガルテン美学批判の再検討」『日本カント研究』25巻、30–42頁、2024年
「〈占いの哲学〉に向けて:古代〜啓蒙時代のヨーロッパ・キリスト教世界における占いと魔術の位置付け」『多様体』5号、月曜社、9–28頁、2023年
「神と詩人の世界創造:J. P. ウーツの教訓詩「弁神論」における神学的可能世界論と天文学的複数世界論の交叉」、樋笠勝士編『フィクションの哲学:詩学的虚構論と複数世界論のキアスム』月曜社、169–198頁、2022年
“A. G. Baumgarten and G. F. Meier on Proper Names and their Poetic Effect,” Aesthetics 25: 24–36, 2021.
“Rhetorik der Zeichen: A. G. Baumgartens Anwendung rhetorischer Figuren auf die bildende Kunst,” Aesthetics 22: 1–15, 2018.
「ドイツ初期啓蒙主義における修辞学と哲学:ヴァイゼ、ファブリキウス、ヴォルフ、ブッデ」、渡辺浩司編『美学と弁論術の交叉:コモン・センスを中心に』JSPS科研費研究成果報告書、大阪大学、29–39頁、2018年
“Ausnahme und Vollkommenheit in A. G. Baumgartens Ästhetik und Metaphysik,” Aesthetics 21: 35–44, 2018.
[MISC]
「ロシア絵画のなかのコップ」『群像』7月号、250–251頁、2024年(エッセイ)
「解説」、エドマンド・バーク『崇高と美の起源』大河内昌訳、平凡社ライブラリー、260–271頁、2024年(古典文献の解説)
「アレゴリーの誘惑」、鏡リュウジ『タロットの美術史(9)塔・星』創元社、60–61頁、2024年(コラム)
樋笠勝士、井奥陽子、津田栞里「バウムガルテン『形而上学』(第4版)「経験的心理学」訳注:その6」『成城文藝』247号、20–34(93–107)頁、2019年(翻訳)
井奥陽子、石黒義昭、渡辺浩司「G. F. マイアー『あらゆる美しい学の基礎』序論(§§. 1–22)」、渡辺浩司編『美学と弁論術の交叉:コモン・センスを中心に』JSPS科研費研究成果報告書、大阪大学、66–81頁、2018年(翻訳)

詳細はリサーチマップに掲載しています。
https://researchmap.jp/ioku_yoko
所属学会:
美学会、日本18世紀学会、日本ヘルダー学会