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マスコミュニケーション学科

教員紹介

山内 香奈准教授

やまうち かなKana Yamauchi

文芸学部 / マスコミュニケーション学科
職位:
准教授
専門分野:
社会心理学、教育心理学
担当ゼミナール:
リスクコミュニケーション
主な担当科目:
リスクコミュニケーション論
最近の研究テーマ:
リスク教育、減災のための社会啓発、感情の社会的影響
研究内容:
災害やパンデミックはもちろん、私たちの生活はさまざまリスクと隣り合わせです。経済や科学技術の発展によって社会が複雑化する中、リスクのあり様も複雑化し、それに対応することが求められています。一方、現実には身の回りのリスクに対して驚くほど無防備であったり、誤った判断をしたりする人が少なくありません。人がリスクをどう認識し、どうつきあっていけば社会を発展させていけるのか、心理学的アプローチから研究しています。
また、ある人の感情表現が社会的シグナルとして、他の人の思考、感情、行動にどのように影響するのかという社会的影響に関心があり、実験的手法によりその心理的メカニズムの解明に取り組んでいます。
略歴:
2000年 東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻教育心理学コース博士課程単位取得退学
2018年 東京大学 博士(教育学)
[職歴]
2000~2002年 川村学園女子大学文学部心理学科 助手
2002~2020年 公益財団法人鉄道総合技術研究所
主要業績:
[著書]
・『鉄道会社の異常時放送の改善に向けたアクションリサーチ:教材開発と指導の効果検証』 風間書房,2022年.
[分担執筆]
・「社会心理学研究におけるサンプルサイズ設計」 村井潤一郎,橋本貴充(編)『心理学のためのサンプルサイズ設計』(第6章担当) 講談社,2017年.
[論文]
・「鉄道利用者のダイヤ乱れ遭遇時における不満足の規定要因」 『心理学研究』83,2012年.
・「鉄道従業員教育におけるエビデンスを活用した推奨行動の促進教材の開発と評価」『日本教育工学会論文誌』36,2013年.
・ 「鉄道従業員向けアナウンス研修の転移促進手法に関する実験的検討」 山内香奈,菊地史倫,『教育心理学研究』64,2016年.
・「鉄道従業員の案内業務の適応的熟達を促す訓練手法の開発」 山内香奈,菊地史倫,『日本教育工学論文誌』40,2017年.
・「鉄道会社における異常時放送の改善のための教材開発・指導と効果検証」東京大学大学院教育学研究科博士学位論文,2018年.
・「長時間停車時の乗客心理に関する基礎的検討」 山内香奈,鈴木大輔,斎藤綾乃,菊地史倫,『鉄道総研報告』 34,2020年.
・「『教育心理学研究』 における統計改革の現状—サンプルサイズ設計を中心に—」『教育心理学年報』 60,2021年.
・「リーダーの評価は感情表出によって歪められるのか—感情に関するジェンダー・ステレオタイプへの着目—」『成城文藝』260,2022年.
《その他の業績は、下記を参照されたい。》
https://researchmap.jp/yamauchi_kana/presentations
所属学会:
日本心理学会,日本教育心理学会,日本社会心理学会,日本教育工学会,日本行動計量学会,日本グループ・ダイナミックス学会,日本応用心理学会