「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
本講座は、大スター、イングリッド・バーグマンの出演した古典的ハリウッド映画を取り上げ、画面分析を行い、映画において人物の演出がいかになされ、その演出がいかに作品の主題を築くかを、ハリウッド黄金時代の例として考察します。
関連して一度、英語学の杉本豊久講座とコラボレーション講義を行い、台詞の面からも映画の演出を考えます。
※受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴(無料)していただきます。
各回テーマ
(1) ハリウッド進出初期
(2) カラー映画:ゲイリー・クーパーと共に
(3) コメディ映画
(4) 杉本豊久講座とのコラボレーション講義:英語学・映画学の交差地点から現代ハリウッド映画を観る
(5) 成熟期:イヴ・モンタンと共に
(6) 典型と美:ハンフリー・ボガートと共に
講師紹介
専攻 : 映画美学・映画理論
「映画は美を生ぜしめる」と述べたエリック・ロメール監督を中心に、仏ヌーヴェル・ヴァーグと、彼らが敬愛したヒッチコックやジャン・ルーシュの作品を研究してきました。それらの作品を観る度にますます、映像と世界の「美」に心惹かれます。
共著に『映像人類学』(せりか書房)、共訳に『ヒッチコック』(インスクリプト)、『北欧の舞台芸術』(三元社)。