「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
近年、和の心を見なおす動きが拡がっているのはまことに喜ばしい。民族の貴重な文化財である歳時記、これを、講者が専門とする日本語学と万葉集の視点から読み、他の諸学の知見にも学んで、日本語の機微・日本人の感性について考える、古今の名句も味わいながら。
各回テーマ
(1) 端の章 はいかいりゃくし・きだいきご
(2) 春の章 さくら・あわゆき・やまわらふ
(3) 夏の章 さつき・いかづち・ほととぎす
(4) 秋の章 あきつ・もちづき・ししおどし
(5) 冬の章 しぐれ・かざはな・しろばんば
(6) 〆の章 なぬか・はねつき・よめがきみ
講師紹介
専攻 : 日本語学四年前に文芸学部を定年退職した。学びの森は、在職中に三回と昨年の秋冬講座に出講した。著書『かなしき日本語』(笠間書院 2009)、『日本語に関する十二章』(和泉書院 2012)、『万葉集(一)(二)』(岩波文庫 2013)ほか。二十年来、岐阜市にある零細な月並連句会の一員でもある。