「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
恋愛といえばフランス映画?いえいえ、アメリカ映画も負けていません。この講座では、両国の恋愛コメディ映画の名作(1930-80年代)を3本ずつ観て、それぞれの特徴、監督たちの技、恋愛、笑い、人生の表現を考察します。毎回1本の映画を取り上げ、具体的に画面を観ながら解説します。
※なお、受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴(無料)していただきます。
各回テーマ
(1) ヤンキー娘と新聞記者(クラーク・ゲーブル)の恋愛道中:心・毛布・恋の壁(キャプラ監督)
(2) アメリカ流(ゲーリー・クーパー的)三角関係:一緒にいれば仕事も恋もお手のもの(ルビッチ監督)
(3) フランス流三角関係:語られる恋、夕陽に染まる恋、奏でられる愛(レネ監督)
(4) アメリカのヘンクツ教授(ゲーリー・クーパー)の清らかな恋:キスのお味に降参(ホークス監督)
(5) フランスのヘンクツ教授の無秩序な恋:風の吹くままに(ルノワール監督)
(6) ボンジュール、子供の毎日にはときめきがいっぱい!(トリュフォー監督)
講師紹介
専攻 : 美学・映画学成城大学非常勤講師。フランス映画、特にヌーヴェル・ヴァーグの映画を、美学的・理論的に考察してきました。この世界の美しさが映像にどのように捉えられるかを、言葉にできたらと思っています。