成城大学

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治療的司法研究センター

組織

センター長

指宿 信(成城大学法学部教授)

顧問

岩井 宜子(専修大学名誉教授)

研究員

南 保輔

 成城大学文芸学部教授。2006年から日本国内の刑務所と少年院における薬物依存離脱指導の調査研究に参加する。2011年からダルク研究会を組織し,大都市圏のダルクを中心に訪問調査とインタヴューを行う。主な業績として,編著『ダルクの日々:薬物依存者たちの生活と人生』(知幻舎,2013年)と『当事者が支援する:薬物依存からの回復 ダルクの日々パート2』(春風社,2018年),論文「教育効果特定の手がかりを求めて:薬物依存離脱指導の観察と受講者インタヴューから(『成城文藝』2008年),「薬物使用経験を「わかる」の3基盤:「矯正教育プログラム(薬物非行)」の質的分析」(『コミュニケーション紀要(成城大学大学院文学研究科)』2015年),「薬物依存者リハビリテーション施設におけるSMARPP:フィールド調査に見られる効果」(『コミュニケーション紀要(成城大学大学院文学研究科)』2019年)がある。「経験」と「コミュニケーション」を鍵概念として,インタヴューとインタラクション分析に取り組んでいる。

山本 輝之

 成城大学法学部教授(刑事法)。帝京大学法学部助教授、名古屋大学大学院法学研究科教授、明治学院大学法学部教授などを経て現職。法と精神医療学会理事長、日本司法精神医学会理事、日本移植学会倫理委員会委員等。現在、刑事法と医療とがかかわる問題、とりわけ、脳死と臓器移植、安楽死・尊厳死、触法精神障害者に対する処遇の在り方等の問題を中心に研究を行っている。主な業績として、【共編】『臓器移植法改正の論点』(2004年、信山社)、『触法精神障害者の処遇[増補版]』(2006年、信山社)、『精神科医療と法』(2008年、弘文堂)、『移植医療のこれから』(2011年、信山社)、【論稿】「精神医療と重大な犯罪を行った精神障害者」ジュリスト1230号(2002年)、「精神医療へのアクセスー移送問題についてー」ジュリスト増刊『精神医療と心神喪失者等医療観察法』(2004年)、「医療観察法と判例の運用状況」刑事法ジャーナル19号(2009年)、「心神喪失者等医療観察法における法的課題の検討」(共著)犯罪と非行174号(2012年)、「精神保健福祉法の改正について—保護者の義務規定の削除と医療保護入院の要件の変更を中心に—」法と精神医療29号(2014年)、「精神障害者の治療と同意」法学セミナー745号(2017年)、「医療観察法と司法医療体制の改革」司法精神医学14巻1号(2019年)、「心神喪失者等医療観察法の現状と課題」精神科医療と医事法(2020年)等がある。

ポストドクター研究員

金澤 由佳

 早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得退学。国立精神神経医療研究センター精神保健研究所、司法精神医学研究部、薬物依存研究部などを経て現職。拘置所や病院にて精神鑑定助手、更生保護施設にて薬物離脱補導員の経験がある。専門は、司法福祉。近年の主な業績は、「「TJ」と「TC」からなる日本型「治療的司法」の考察—国会議事録を手がかりに—『治療的司法ジャーナル第4号』(2021)」、「精神障害者に対する強制的な医療からの示唆:特集 共生社会と人権『老年精神医学』(2021)」などがある。

客員研究員

安部 祥太

 関西学院大学法学部助教。専門は刑事訴訟法。日本学術振興会特別研究員などを経て現職。この間、立正大学非常勤講師、國學院大學兼任講師などを兼務。第4回守屋研究奨励賞受賞。近時の業績として、「韓国におけるGPS捜査を巡る状況」指宿信編『GPS捜査とプライバシー保護』(現代人文社、2018年)183頁、「刑事再審の比較法研究—大韓民国」九州再審弁護団連絡会出版委員会編『緊急提言! 刑事再審法改正と国会の責任』(日本評論社、2017年)136頁、「裁判員裁判と取調べ録音・録画」法学セミナー750号(2017年)42頁などがある。刑事政策に関する業績として、「韓国における常習窃盗罪をめぐる近時の議論状況について」治療的司法ジャーナル1号(2018年)21頁、「死刑の執行停止から紐解く現代の韓国刑事法」青木清ほか編『コリアの法と社会』(日本評論社、2018年刊行予定)などがある。

島 亜紀

 新潟大学教育・学生支援機構コモンリテラシーセンターアカデミックライティング部門 特任准教授。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。イギリスヨーク大学社会学部修士(Criminology and Social Research)。名古屋大学大学院法学研究科特任助教、神奈川大学大学院法学研究科非常勤講師などを経て現職。専門は、犯罪社会学、法情報学。主な業績は、犯罪社会学分野の業績として、「裁判員裁判の評議はいかなる『公共性の空間』なのか?:裁判員経験者による認識の量的・質的分析」(『〈公正〉をめぐる問い』 信山社・2020年掲載予定)、基礎法分野では、「対話的人格と正義論—ハーバーマ ス、ラーモア、アッカーマンの批判的考察—」北大法学研究科ジュニア・リサー チ・ジャーナル4号、翻訳として、「不確定的な世界における社会批判の可能性」(二・完)北大法学論集50巻4号などがある。

菅原 直美

 弁護士(新63期)。カウンセラーの資格も保有。多摩の森綜合法律事務所(第二東京弁護士会所属)。季刊刑事弁護(現代人文社)第9回新人賞(優秀賞)受賞(「『生き直しの場』を模索すること」)。主な業績として、覚せい剤自己使用罪で再度の執行猶予判決を得るほか、治療的司法の観点から不起訴や執行猶予を多数獲得。また季刊刑事弁護の編集委員として同87号「執行猶予」及び「治療的司法」の両特集を担当編纂。治療的司法を実践する弁護士として、市町村や各種団体からの講演依頼も多数受けている。

富樫 景子

 駒澤大学法学部専任講師(刑法)。博士(法学)。東北大学大学院法学研究科総合法制専攻助教を経て現職。主な業績は、「『原因において自由な行為』における構成要件モデルの再検討(一)」法学第74巻第5号36頁、「『原因において自由な行為』の史的展開(一)」法学第75巻第6号81頁などがある。翻訳として、ハインツ・ミュラー=ディーツ著「近現代文学における金銭欲— 一刑法学者・犯罪学者の考察」斉藤豊治/日義博/甲斐克則/大塚裕史編『神山敏雄先生古稀祝賀論文集 第二巻』(成文堂、2006年)がある。

林 大悟

 弁護士(第60期)。弁護士法人鳳法律事務所(神奈川県弁護士会所属)。主な業績として,論文「摂食障害者の窃盗事件をどのように弁護したか」(日本嗜癖行動学会誌「アディクションと家族」26巻4号所収)、論文「窃盗常習者による事件の弁護」(同誌29巻3号所収)、事例報告「クレプトマニア(窃盗癖)の刑事弁護」(季刊刑事弁護87号所収)などを執筆。窃盗症や認知症患者の万引き事件の弁護活動多数。クレプトマニア回復支援団体である一般社団法人アミティ代表理事。全国万引犯罪防止機構正会員。同機構の防犯画像の取扱いに関する調査研究小委員会委員(2014年)、高齢者万引対策に関する調査研究小委員会委員を担当(2014年)。日弁連の発展型研修の派遣講師として各地の弁護士会で講義活動多数。

東本 愛香

 千葉大学社会精神保健教育研究センター法システム研究部門所属。昭和女子大学大学院博士後期課程修了(博士取得)。東京医科歯科大学難治疾患研究所犯罪精神医学分野の勤務などを経て現職。国内外の司法精神保健制度の現状及び問題点について調査研究を行い、法学的視点、精神医学的視点、精神保健および社会福祉学的視点から中立的、客観的な評価とその問題への解決策について研究を行っている。
刑事施設においては加害行為と精神保健に関する研究を実施するとともに、アセスメントの視点を重視した適切な治療教育プログラムの実践を目指し活動し、特に性加害者臨床に従事する施設職員への研修経験が多い。またSAPROFという暴力リスクの保護要因を評価するガイドラインのトレーナー資格を有する。著書としては、「刑務所における性犯罪者の処遇」女性犯罪研究会編『性犯罪・被害—性犯罪規定の見直しに向けて』(尚学社、2014年)などがある。

丸山 泰弘

 立正大学法学部教授(刑事法)。博士(法学)。龍谷大学法学部非常勤講師、愛知大学法学部非常勤講師、龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員などを経て現職。Birkbeck, University of London, Institute for Criminal Policy Research, Visiting Researcher(2017年)。主な業績として、【単著】『刑事司法における薬物依存治療プログラムの意義〜「回復」をめぐる権利と義務』(日本評論社、2015年)〔守屋研究奨励賞受賞(2016年)〕、【編著】『刑事司法と福祉をつなぐ』(成文堂、2015年)、【共著】『日本版ドラッグ・コート〜処罰から治療へ〜』(日本評論社、2007年)など。関連の活動としては、アメリカ各地のドラッグ・コートへの聞き取り調査、全米ドラッグ・コート専門家会議(National Association of Drug Court Professionals)への定期的な参加、ダルク・アパリ等のイベントの講演から裏方まで幅広く参加している。

森村 たまき

 国士舘大学法学部、亜細亜大学法学部非常勤講師。英米文学翻訳家。中央大学法学研究科刑事法専攻博士後期課程単位取得退学。刑事法分野での業績として、「アメリカ刑事司法における薬物治療プログラム—拘禁から治療へ」法学新報117巻7・8号(2011年)など。文学分野では、イギリスユーモア文学の巨匠P.G.ウッドハウス著『比類なきジーヴス』(国書刊行会,2005年)の翻訳多数。法学分野では、ナイジェル・ウォーバートン『表現の自由とは何か』(岩波書店、2015年)、ジョナサン・ウルフ著,森村進共訳『ノージック—所有・正義・最小国家』(勁草書房、1994年)などの翻訳がある。

山田 恵太

 弁護士(第65期)。アリエ法律事務所(東京弁護士会所属)。大学で心理学や特別支援教育を学んだ後、障害がある人の法的サポートをしたいと考え弁護士に。現在、罪に問われた障害のある人の支援を行う一般社団法人東京TSネットの理事を務める。季刊刑事弁護(現代人文社)第13回新人賞(優秀賞)受賞(「共に歩み、闘った2年」)。主な業績として、主な業績として、「対象行為を争った事案—不処遇決定に対する抗告について—」精神科治療学30巻5号(2015年)、「福祉的支援を必要とする人の刑事弁護」(季刊刑事弁護87号(2016年)など。また、共同執筆として、東京TSネット編『更生支援計画をつくる—罪に問われた障害のある人への支援』(現代人文社、2016年)、野村茂樹・池原毅和編『Q&A障害者差別解消法—わたしたちが活かす解消法 みんなでつくる平等社会』(生活書院、2016年)、姜文江・辻川圭乃編『自由を奪われた精神障害者のための弁護士実務—刑事・医療観察法から精神保健福祉法まで』(現代人文社、2017年)などがある。