10月4日、全学共通教育科目「成城学Ⅱ〈成城「アイルランド学」の現在〉」の授業に、駐日アイルランド大使Damien Cole氏が来訪され、特別講義を行いました。
本授業はアイルランドをフィールドとしてスポーツ社会学を研究する海老島 均 教授が担当し、アイルランドの歴史や文化、経済などに焦点をあて、各分野の専門家を講師としてオムニバス形式で実施しています。
昨年に引き続き2回目となった今回の特別講義ではCole大使より政治、経済、歴史、文化、自然など多岐にわたるアイルランドの魅力をご紹介いただきました。日本ではワールドカップの影響もありアイルランドのスポーツといえばラグビーが想起されますが、そのほかにもハーリング、ゲーリックフットボールというアイルランド独自のスポーツが盛んとのこと。また、近年多くの世界的企業がアイルランドに拠点を設けるようになり、経済発展が目覚ましいことや、EUや国連で重要な役割を果たしていること、ダイバーシティの考え方が浸透しているといったアイルランドの様々な側面を知ることができました。
約50分の講義のあと、Cole大使への質疑応答の時間には、学生たちから「アイルランドの国旗に込められた意味は？」「アイルランドの大統領と日本の天皇の位置づけは似ているか？」「経済面で日本に期待していることは？」「好きなラグビー選手は？」といった政治経済分野から文化・スポーツまで幅広い質問が寄せられ、盛況のうちに終了しました。