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2025.07.11
7月5日(土)13:00~15:00に、データサイエンス教育研究センター(CDS3)主催「オンライン実験で探る人の心理…集合知と社会的ジレンマの視点から…」の研究講演会をZoomによるオンラインにて開催し、約20名の方にご参加いただきました。
当日は増川純一データサイエンス教育研究センター長の開会挨拶の後、白砂大先生(静岡大学 情報学部行動情報学科 講師)、ターン有加里ジェシカ先生(神戸大学大学院 人文学研究科 助教)による講演が行われました。総合司会は大貫祐大郎先生(成城大学 データサイエンス教育研究センター/社会イノベーション学部 専任講師)が務めました。
前半は白砂先生が、「よりよい集合知の検討に向けたオンライン実験の研究事例」と題した講演を行いました。「集合知とは何か」についての説明の後、オンライン実験の検証結果を元に「確信度」から考える集合知や、「AI協働」から考える集合知についてお話がありました。参加者に集合知に関する問題を出題する場面もありました。
後半はターン先生が「社会的ジレンマ研究が示す協力の難しさ」と題した講演を行いました。社会的ジレンマの定義についてのお話の後、参加者の方を対象にオンライン実験を行い、実験結果から分かることについて説明がありました。
各講演の後、質疑応答の時間が設けられ、参加者の方から多くの質問が寄せられました。
最後にセンター長から閉会の挨拶があり、盛況のうちに終了しました。
講演後のアンケートでは、「お二人のお話がそれぞれ興味深かった。オンライン実験という特性を利用して、実際に実験に参加する時間が設けられたところが楽しかった」「人間と反対のバイアスを持ったAIを取り入れることで効果的な結果が得られるという研究結果が非常に興味深い」といった感想が寄せられました。
当日のタイムスケジュール
大貫祐大郎専任講師(成城大学 データサイエンス教育研究センター/社会イノベーション学部)
白砂先生講演画面①
白砂先生講演画面②
ターン先生講演画面①
ターン先生講演画面②