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2025.05.28
5月24日(土)、データサイエンス教育研究センターがワークショップ「Unityを使用したAR体験講座」を開催しました。大貫 祐大郎 専任講師(データサイエンス教育研究センター/社会イノベーション学部)が講師を担当し、8名の学生が受講しました。
ワークショップでは、最初にAR(拡張現実:Augmented Reality)が、ゲームや家事など社会の様々な場面で活用されていて、今後もAR市場が成長していくと言われていることなど、AR技術の現在と展望について学びました。
続いて、受講者たちは今回ARに浮かび上がらせたいモノについて、絵や文章で表現しました。最初に完成形をイメージすることで、スムーズに3Dモデルの作成を進めることができます。
その後「Unity」を用いて実習を開始しました。「Unity」とは、多くのゲームや映画の製作に利用されているゲームエンジンです。受講者たちは立方体(cube)を動かしたり、大きさを変えたりといった基本的な動作で「Unity」に慣れた後、3Dモデルを浮かび上がらせる場所となるマーカー(台紙)を設定し、3Dモデルをマーカー上に表示させることに成功しました。次に、最初にイメージした完成形を目指して、3Dモデルの精度をあげていきました。ウェブ上で公開されている様々な3Dモデルを利用して、複数を組み合わせたり、サイズを調整したりしながら、各自が思い描く3Dモデルの作成に取り組みました。
最後に、完成した作品を受講者同士がお互いの作品を体験し、「植物のバランスが良い」「おしゃれなカフェ。実際に立ち寄りたい。」「配置が美しい」「アイデアの独創性がすばらしい」など、コメントを伝え合いました。中には、既成の3Dモデルではなく、球体を変形させることで一からウサギの形を成型した受講者もいて、周囲から賞賛を浴びていました。自分の作品を作るだけでなく、ほかの受講者とも共有することで、新たな視点や改善点が見つかったようです。
なお、受講者には受講証明としてオープンバッジが発行されました。
一人ひとり丁寧に指導していく大貫専任講師
ARの応用事例も紹介
自分がめざす作品について仲間と共有
作品を作り込んでいきます
他の受講者の作品を体験する学生
それぞれの作品を体験して、メモにコメントを書きました
今回授与されたオープンバッジ