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2025.05.20
5月17日(土)、データサイエンス教育研究センターが「プログラミング入門講座~ドローンをプログラミングして自動飛行させよう~」と題するワークショップを開催しました。
増井 敏克先生(増井技術士事務所 https://masuipeo.com/)を講師としてお招きし、6名の学生と教員が参加しました。
毎年開催されているこの講座は、小型ドローン「Tello」をプログラミングによって飛行させることを通して、プログラミングを体験的に学べる初心者向けのワークショップです。
前半の授業では、ドローンとドローン以外のテクノロジー(ヘリコプター、ロボット、ラジコン)を比較することで、ドローン技術の特色を知ることができました。撮影や荷物の運搬に利用されるイメージが強いドローンですが、セキュリティや農業、軍事利用といった現代社会の幅広い分野で活用されている実態を、社会課題と関連させながら学びました。また、ドローンに関連する法制度として航空法、小型無人機等飛行禁止法、電波法の概要に触れ、ドローンを操縦する上での注意点にも言及されました。
後半からはいよいよ「Tello」の操作を体験。まずは手動で操作に慣れた後、「離陸→撮影→着陸」「自分の周囲を回る」などプログラミングによってさまざまな飛行パターンを実装しました。参加者自身が考えたプログラムで飛行させたあと、増井先生から関数を使って汎用性が高く整理されたプログラムの書き方をレクチャーされ、だんだんと参加者たちのプログラムも精度を増していった様子でした。最後は教室の梁をよけながら飛行させる複雑なプログラムを作成しました。「最初からうまくいくことはないので、調整しながらトライしてください。」との増井先生からのアドバイスを受け、全員が何度も繰り返しプログラミングに取り組みました。
あいにくの雨のため、屋外での飛行はかないませんでしたが、その分じっくりとプログラミングにむきあうことができたようです。
今回のワークショップ参加者にはオープンバッジが授与されました。
ドローンを操作してみる(右:増井先生)
プログラミングの書き方を解説
タブレットに入力したプログラムでドローンを自動飛行
参加者同士で相談しながら試行錯誤
天井の梁にぶつからないように飛行させる
当日参加した学生の皆さんと教員で記念撮影
一列目左端:森特任教授
二列目左端:大貫専任講師
二列目左から2番目:増井先生
今回授与されたオープンバッジ