成城大学

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川村ゼミ

ポライトネス、(異文化間)コミュニケーション、笑い

 川村ゼミでは、友人との会話やそこで生じる笑いなど日常のレベルから異文化のレベルまで、広くコミュニケーションについて学んでいます。中心となるテーマはポライトネスです。ポライトネスという概念は説明が難しいのですが、一言で言えば、単に言葉などをやりとりするだけではなく、よりよい人間関係を築き、維持するためのコミュニケーション上の配慮と言えます(教員紹介のところに例を挙げていますので、そちらも参考にしてください)。ゼミの進め方は、文献講読+議論が基本ですが、実際にデータの収集・整理・分析なども体験して「卒業研究」に備えてもらいます。ただし、コミュニケーションは人間の生活に密接に結びついているものであり、ゼミの担当教員として私が本ゼミの究極の目標と考えているのは、卒業後に社会へ出ていくゼミ生たちに専門分野の「知識」だけでなく社会で生きていくための「知恵」を身につけてもらうことです。
 ゼミ生同士、さらにゼミ生と教員が何でも言い合える、そういうコミュニケーションを常に心がけており、勉強も勉強以外もメリハリを重視しています。

卒業研究題目

  • How Japanese and Americans find their loves: A comparative study of the online dating environment and attitudes toward it(2019年度)
  • 漫才におけるツッコミの変容(2019年度)
  • 吃音者の就職活動での困難さ(2020年度)
  • 現代の大学生にとってのボランティアー利他性・利己性に関する質的研究(2021年度)
  • 平成以降のヒット曲の変遷と特徴の分析(2022年度)

担当教員主要業績

  • 『グローバル社会の英語コミュニケーション・ハンドブック』(編著)三省堂(2024)
  • Lexical Pragmatics: Teaching English Communication and Pragmatic Skills to Japanese Learners(単著)Hituzi Shobo(2018)
  • 「EFL辞書と語用論—ポライトネスを中心に—」In 南出康世他編『英語辞書をつくる: 編集・調査・研究の現場から』(単著)大修館書店(2016)
  • 『日本人英語のカン違い・ネイティブ100人の結論』(単著)旺文社(2006)
  • ‘How a Compromise Can Be Reached between Theoretical Pragmatics and Practical Lexicography, a Definition of Pragmatic Information’(単著)In Lexicon 35, 254-267(2005)