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  • 2026.07.31

    【開催報告】成城大学文芸学部芸術学科主催 演劇学ワークショップ

 2026年6月30日(火)、3号館学生ホールにて芸術学科主催の演劇学ワークショップが開催されました。本ワークショップは、演劇のレッスンとして用いられるシアターゲームやシーンスタディを実際に体験することで、自分の思いを表現することや、他者との関わり方について改めて考えることを目的とし、芸術学科で演劇学をご担当の山下純照教授の企画・進行のもと、講師として1937年創立の劇団「文学座」より松本祐子氏をお招きしました。

松本 祐子 氏
松本 祐子 氏

シアターゲームによるコミュニケーション

 ワークショップ前半では、身体や言葉を使った即興的なゲーム「シアターゲーム」を参加者全員で体験しました。
 サークル状に椅子を配置した会場では、参加者が名前を呼び合いながら席を移動するゲームや、2人1組で一方が目を閉じ、もう一方が背中を押して誘導するゲーム、人差し指同士で棒を支えながら相手の動きを感じ取るゲーム、指定された人数で即興のグループをつくるゲームなど、さまざまなシアターゲームが行われました。
 これらのゲームに共通していたのは、相手や周囲をよく観察する必要があることです。参加者はゲームを通して、相手が何を考え、周囲がどのような状況にあるのかを意識しながら行動するコミュニケーションの重要性を体験しました。

  • 手のひらで相手を誘導するゲーム
    手のひらで相手を誘導するゲーム

  • 目を瞑った相手の背中を押して歩く様子
    目を瞑った相手の背中を押して歩く様子

  • 人差し指同士で棒を支えるゲーム
    人差し指同士で棒を支えるゲーム

  • ゲーム中の様子
    ゲーム中の様子

シーンスタディによる演技体験

 後半では、演劇の台本の1シーンを読みながら演技を行う「シーンスタディ」を体験しました。
 題材になったのは実際の演劇作品の一節で、8人の登場人物がテンポ良く会話するシーンです。参加者は2グループに分かれ、それぞれの役を決めて演技を試みます。
 繰り返し台本を読みながら、登場人物の立場や心情を読み解くためのレクチャーが行われ、台詞のない場面でも登場人物の思いや感情を表現することや、台詞を誰に向けて発しているのかを明確にするためにボールを投げるようなジェスチャーを交えながら演じるなど、実践を通して物語や人物への理解を深めていきました。

  • グループに分かれて台本を読む様子
    グループに分かれて台本を読む様子

  • 台詞のない場面でも感情を表現する松本氏
    台詞のない場面でも感情を表現する松本氏

 ワークショップに参加した学生たちは、シアターゲームを通した即興的なコミュニケーションを楽しむとともに、シーンスタディでは物語への理解を深めながら、それぞれが演技や身振り手振りを工夫して役に入り込んだ表現に挑戦していました。相手や周囲を観察し、自らの思いを表現することの大切さを実践的に学ぶ貴重な機会となりました。

劇団「文学座」公式サイト:https://www.bungakuza.com/