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2016.12.20
「成城のアカデミズム」。上野文学研究科長が会の冒頭でそう話した通り、成城大学の“教育”は高度な“研究”に支えられています。学園創立100周年と研究科の創設50周年を記念して大学院文学研究科が主催した本会は、まさに高度な研究に基づいた“知”の発信の機会となりました。
成城学園創立100周年・大学院文学研究科創設50周年記念シンポジウム
「〈祈ること〉と〈見ること〉—キリスト教の聖像をめぐる文化人類学と美術史の対話」
日時:2016(平成28)年12月10日(土)
会場:成城大学7号館007教室
講演:「美と聖性の分離-彫刻を例に」喜多崎 親(成城大学教授/美術史)
「現代フィリピンにいきる聖像」川田 牧人(成城大学教授/文化人類学)
「西欧ルネサンス期の聖像崇敬:聖像行列と奇跡」水野 千依(青山学院大学教授/美術史・イメージ人類学)
ディスカッション
主催:成城大学文学研究科
今では神や聖人の像を美術館や展覧会で<見ること>の機会に恵まれますが、それらは美術品である以前に<祈ること>の対象でした。鑑賞と信仰の差はどこから生じるのか、美術作品として研究している<美術史>、信仰の対象として研究している<文化人類学>、それぞれの視点から検証していきました。学問領域を超えたアプローチは、新たな研究へつながる道となるでしょう。