成城大学

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竹田ゼミ

〜モノからみる経済史〜

 2年次の本ゼミナールのテーマは、「布と衣からみる経済史」です。人間はまず自然環境から身を守るために布をまとったのでしょうが、生命維持のためだけに私たちは衣類を身につけているのではありません。流行を追うため、位の違いを示すため、また制服のように組織の秩序を保つためなど、衣服は歴史のなかで多様な意味を持って存在してきました。布や衣は、経済学の基本であるモノの生産や消費を、歴史的・社会的・文化的文脈の中で解釈するための格好の材料となります。まずは、今皆さんが着ている服のタグを見ることからはじめましょう。何の繊維からできていますか。またそれはどこで誰によって作られているのでしょうか。経済史の勉強は、こうした私たちの日常における素朴な疑問からはじまります。
 2年次では、平易な文献を取り上げ、輪読します。(1)要点を的確につかみ、それをわかりやすく聞き手に伝えること、(2)議論すべき点を打ち出すこと、ができるようになりましょう。また、今世界で起こっていることを歴史的な観点からどのように解釈できるかも考えていきます。
 3年次以降は、文献を「批判的に」読む力を身につけます。そのなかで、何事に対しても(単なる受け売りでなく)自分の意見を述べることができるようになりましょう。
 ゼミは学生の皆さんが「つくる」ものです。ゼミの進め方、取り上げる文献などに関して、ぜひ積極的に「口出し」してください。

西洋経済史ゼミ履修モデル
(竹田ゼミ)