成城大学

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明石ゼミ

比較制度分析/歴史分析

 経済学には制度学派という、制度、社会環境、心理的側面から人間の経済的行動を解き明かそうとする流れがあり、他方歴史学からも、制度、組織のありかたが歴史にどのような影響を及ぼしたかを探る動きがありました。そして、近年になって経済学にゲーム理論が浸透し、さまざまな国、時代においてみられる制度/ルールの多様性、人間の行動の違いを、動機付けの視点から把握しようという「比較制度分析」が生まれてきました。これは制度の効果を時間・空間を超えて探る経済学の範疇を超えた魅力的なアプローチです。
 本年度はこの枠組みの中で「制度」を中心に置いてゼミナールを進めていく予定です。比較という視点から経済学の考え方を通して制度/歴史に注目し、比較制度分析ないし比較歴史分析に関連した文献を読み進めていく予定です。2年生に関しては、前期で経済学のテキストを選んで分析のための基礎的能力を身につけ、後期ではテーマにあったより専門的な書籍を選んで各自に報告を行わせる予定です。全体としては、報告と質問を繰り返しながらテキストを熟読し、その理解を深める作業を行っていきます。

比較制度分析ゼミ履修モデル
(明石ゼミ)