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2021.10.09
成城大学国際センターは今学期、卒業生有志が立ち上げた成城学園卒業生・在学生ネットワーク「Rootin‘(ルーティン)」とコラボレーションを行い、5回にわたる「しゃべくり留学相談会」を行います。
※しゃべくり留学相談会とRootin’の詳細は文末をご覧ください。
10月1日(金)に行われた第2回「留学と就職活動と大学院」で登壇した先輩は、留学期間を含めて5年かかって大学を卒業し、就職活動を経験した後に進路変更。現在は大学院に進学して研究者への道を辿っているという軌跡を紹介しました。
あらゆるターニングポイントで、自分の気持ちに素直になり根本から自分に問いただすDecision-making(決断)を行ったそうです。就職活動をしながらも、大好きな事や一生やりたい事などを考えて、思い切って就職活動を全て止めて大学院に進学をする決断を導き出しました。そしてその経験から、「目的や目標を言語化して、人に伝えることが大事」という事を学び、在校生に向けて目標設定の方法を話されました。
在校生からは、「フランクな雰囲気だったので、相談などしやすかったです。 金曜日の夜で疲れていらっしゃる中で、真摯に向き合っていただけて感謝の気持ちでいっぱいです」「貴重なお話を聞くことができた。具体的なターニングポイントやその時の悩みなどを知ることができ親近感が湧いた」と、積極的に後輩の質問に答えてくれた先輩方に感謝の言葉が聞かれました。
今回の相談会で在学生と交流した先輩から下記のようなエールをいただきました。
「今回のイベントには、将来のことで悩んでいる、将来像がぼんやりしている、どうやって決断したらいいかわからないなど様々な想いを持って参加してくれた方が多かったと思います。私も学部生時代はずっと自分の将来像がはっきりしませんでした。やりたいことはあるし、好きだと思うこともある。でもそれが自分のキャリアにどう繋がっていくかがわからず、「なんとなく」で就活をしていました。就活はするものだ、と決めつけていたのが私にとっては負担だったのかもしれません。今回、在校生とお話をしてみて、私と同じように悩んでいる方が多いんだなと改めて感じました。
私のライフストーリーはあくまで一例で、私の決断が皆さんにとっても正しい答えとは限りません。しかし、大切なのはその決断をした際の想いや理由だと思います。それによって、少し時間が経った時この決断をしてよかったなと思えると思います。何か決断をしなければならない時は、本当に好きだと思えることやワクワクすること、自分にとって少しチャレンジングな道を選んでみてください。きっと、少しずつですがぼんやりしていたものがはっきりと見えてくるようになると思います。
時間は有限と言いますが、その限られた時間をいかに自分らしく使うかが大事だと思います。自由に楽しく使ったもん勝ちですよ!心から、応援しています」
穴本玲奈さん(文芸学部英文学科2020年卒。文学研究科在籍中)
しゃべくり留学相談会
大学時代に留学を経験した卒業生が、留学をテーマに在校生と語り合う会で、全5回のイベントを通して学生が卒業後のキャリアを考え、将来を模索する際のヒントが得られるプログラムです。 毎回、多様な分野で活躍をされている卒業生が登壇し、大学時代から卒業後の進路選択、キャリアまでのライフストーリーを振り返ります。在校生は先輩との対話を通して「繋がり」を強め、自身のロールモデルを通して将来を考える内容となっています。
Rootin'について
Rootin’は「成城」にルーツ(Root)を持つ仲間を応援(Rooting)するために2020年に有志で設立された完全会員制/紹介制の成城限定の組織。現中高生/大学生(成城大/成城卒他大)/成城卒社会人の繋がりを強め・活性化するためのプラットフォームの提供および様々な企画を実施しています。
・Rootin'公式ホームページ:https://www.werootin.com/
・Rootin公式Instagram:rootin_2020