成城大学

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  • 2019.11.11

    「せたがや国際交流ラウンジ」が開催されました

成城大学は世田谷区と連携して、地域の国際化推進や2020年の東京オリンピックを見据えた取り組みとして「国際化プロジェクト」を行っています。
その一環である「せたがや国際交流ラウンジ」は、外国人留学生が様々なテーマについて発表を行い、世田谷の現状と可能性について話し合い、参加者間で共有するイベントです。

11月9日(土)の「世田谷国際交流ラウンジ」には、40名以上の世田谷区民と外国人留学生が集まり、「外国人の困る日本語(バイト敬語、和製英語、カタカナ英語)」をテーマに交流を行いました。

まず、成城大学に在学する香港人留学生が「外国人にとって日本語の難しいところ」という題で発表をしました。漢字の意味が中国語と日本語で違う点、和製英語、敬語の使い方が難しい事などユーモアを交え紹介し、自身のアルバイトでの経験をもとに「外国人の日本語の間違いに対して、寛容になって欲しい。そして、間違えている部分は正しい日本語を教えて欲しい」と訴えました。
明治大学で学ぶ韓国からの留学生は、来日してから同級生の「若者言葉」や毎日の生活で目にする「和製英語」に悩まされている現状を話しました。

グループ活動に入る前に、アイスブレイク「どっちが正しい?日本語クイズ大会」を行いました。ファーストフード店の接客時に使われている言葉遣いや和製英語をあてるクイズに、参加者は大いに盛り上がりました。

その後、グループに分かれて「外国人にもわかりやすく、コミュニケーションが取れる表現とは?」という内容で話し合いをしました。各グループからは、以下の点に気をつけると良いのではという意見が出ました。

  • 結果を先に言う
  • 短い文章を使う
  • 難しい敬語を避け、です、ます調を使う
  • 主語をきちんと入れる
  • 難しい言葉や表現を避ける
  • あいまいな表現を避ける
  • オノマトペを避ける
  • 方言を使わず標準語で話す

参加者の方からは、「外国人の困る日本語について知る事が出来て貴重な機会だった。これからは、今日話し合ったことを意識して外国人との交流を深めたい」という感想が聞かれました。

成城大学は、今後も世田谷区の国際化プロジェクトのリーダー校としての役割を果たし、言葉や文化の違いを超えたつながりを作る地域交流の場を提供してゆきます。