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2026.01.27
2025年12月12日に、埼玉県上尾市立大谷中学校から総合的な学習における校外学習の取材先として訪問を受けました。
今回の校外学習は「持続可能な社会の実現」をテーマにした探求学習の一環として実施され、12名の生徒が参加しました。
取材では、SGEでの活動から得られた知見を踏まえて、生徒一人ひとりの経験や考えを聞き取りながら、より身近な課題として捉えられるような対話形式で説明を行いました。
生徒たちからは、「スポーツ界における『男性らしさ』や『男はこうあるべき』といった固定観念は男性アスリート自身のメンタルヘルスやキャリア形成にどのような影響を与えているのか」や、「スポーツ団体の役員やスポーツ指導者に女性が少ない現状について構造的な問題はどこにあるのか」といった質問が寄せられました。さらに、学校体育の授業や部活動といった中学生に取って身近な場面にも質問は広がり、「自分たちにできることで、ジェンダーについて気をつけるべきことは何ですか」といった具体的な質問も見られました。
今回の訪問を通して初めて、ジェンダーという言葉の意味や、どのような場面にジェンダー課題があるのかを知ることができたという声もあがりました。
「私は女ですが、スカートがとても嫌いです。なぜ女の子の制服がスカートなのかとよく考えていました。でも私の立場では制服をかえることはできません。女の子はスカートをはくというイメージも自分の中にありました。だからしかたないと、諦めていました。ですが、このような嫌な気持ちに立ち向かうため、平等のために、動いてくれている人がいることに気づけただけでうれしくなれました。」
「ジェンダー課題に対して、今までは自分にできることはほとんどないと思っていたけど、今回の訪問を通してできることはたくさんあるんだと思いました。多様な性のあり方を否定してたり、からかったりしている人がいても、一緒に笑わないことや、何か悩んでいる人がいたら一緒に声をあげることでその人の力になると学びました。自分にもできることがあることを感じました。」
ーー参加した生徒からのお礼状より
そのほかにも、「性のあり方は周りが決めるものではなく自分が決めるものだと思った」「その人らしさに目を向けることが大切だと感じた」といった言葉が並びました。こうした感想から、生徒一人ひとりが今回の訪問を通して、自分の経験や価値観と重ね合わせながら、それぞれに考えを深めていた様子がうかがえました。
以上のことから、改めて、さまざまな世代に向けたジェンダーに関する発信の重要性が確認されました。スポーツの場面に限らず、日常の中で起こる小さな出来事を手がかりに、ジェンダー課題に気づくことができるよう一人ひとりの感度が高まっていくことが期待されます。
今回の訪問を踏まえ、小学校から大学まで幅広い学生を対象とした情報発信をより一層強化していきます。スポーツを通じてジェンダーについて考えるきっかけを届け、さまざまな世代が自然とこのテーマについて触れられる存在になることをSGEは目指します。