成城大学

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  • 2023.12.17

    成城大学研究機構グローカル研究センター主催、早稲田大学アジア太平洋研究センター後援のワークショップ「新しい世代による国際的基地研究ワークショップー歴史と歴史学に問い返されて-」を開催しました

2023年12月17日に、成城大学研究機構グローカル研究センター主催、早稲田大学アジア太平洋研究センター後援のワークショップ「新しい世代による国際的基地研究ワークショップー歴史と歴史学に問い返されて-」が開催されました。当日は、スピーカーに、カルフォルニア州立大学モントレーベイ校のDustin Wright准教授とレイクランド大学ジャパン・キャンパス准教授のAdam Tompkins准教授、コメンテーターに法政大学沖縄文化研究所奨励研究員の元山仁士郎さんを迎え、司会と提題を早稲田大学アジア太平洋研究センター助教の井上史さんと成城大学グローカル研究センターPD研究員の高原太一が務めました。
第一部では、成城学園にある占領の痕跡をテーマに「旧山田家住宅」を訪問し、接収住宅として利用された占領下での生活を体験しました。第二部では、1957年の記録映画『流血の記録 砂川』を鑑賞し、現在進行形の問題と歴史的事件の連続性を検討しました。そして、第三部では、米・沖・日の若手歴史研究者から、それぞれの研究実践と問題意識についての発表がおこなわれました。全体討論では、各自が取り組む基地研究とはいかなる営みであり、軍事化が加速する米・沖・日の社会においてどのようなインパクトを与えられるのかについて議論しました。
参加した大学院生からは「私にとって、今日の場は互いに安心して本音で話し合えるような何にも変え難いとても貴重なものでした」というコメントを頂きました。
今後も、トランスナショナルかつグローカルな視点からの基地研究を継続し、定期的なワークショップ開催を目指していきます。
なお当日は日英バイリンガルで実施されたため、一橋大学大学院の山口渓さんと社会学者で通訳者の福岡愛子さんによる英語通訳がありました。