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  • 2012.04.30

    成城大学グローカル研究センター「文化表象のグローカル研究」プロジェクト 第3回研究会(5月24日開催)のお知らせ【終了しました】

成城大学グローカル研究センター「文化表象のグローカル研究」プロジェクトでは5月24日(木)に、下記の通り講演会を開催致します。
皆さまふるってご参加くださるよう、ご案内いたします。

「文化表象のグローカル研究」プロジェクト 第3回研究会

平川祐弘氏 講演会  「聖書とガス室」

【日  時】2012年5月24日(木) 17時~19時
【場  所】成城大学3号館3階小会議室
【講演内容】
竹山道雄が日本の神道というローカルな宗教との対比でグローバルなキリスト教を眺めたとき、どのような感想が浮んだのか。キリスト教はどこまでアンチ・セミティズムの責任があるのか。そのような問題にふれて竹山道雄が『聖書とガス室』という論を雑誌『自由』に昭和38年7月号から四回にわたり連載すると(後に竹山『人間について』新潮社、1966に所収)いろいろな反応や反撥がありました。その問題をめぐって話をいたします。
[平川氏執筆中の『竹山道雄と昭和の時代』(藤原書店から刊行予定)より。]

◆参会者への質問
「儒教の天とキリスト教の天あるいは天主は同じか」「a jealous Godの訳語として「妬む神」と「熱情の神」といずれが正解か」、センター試験の出題として考えよ。

◆平川祐弘氏について:
東京大学名誉教授、専門:比較文化史
修士論文:『ルネサンスの詩』、沖積舎
博士論文:『和魂洋才の系譜』、平凡社
代表著作:『西欧の衝撃と日本』、講談社、1974年
『小泉八雲  西洋脱出の夢』、新潮社、1981年
『東の橘 西のオレンジ』、文藝春秋、1981年
『平和の海と戦いの海- 二・二六事件から「人間宣言」まで』、新潮社、1983年
『米国大統領への手紙』、新潮社、1996年
『マッテオ・リッチ伝』(全3巻)、平凡社、1997年
『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』、ミネルヴァ書房、2004年
Japan’s Love-Hate Relationship with the West, Global Oriental, 2005; Brill, 2010
『天ハ自ラ助クルモノヲ助ク——中村正直と『西国立志編』』、名古屋大学出版会、2006
『アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者』、白水社、2008
『ダンテ『神曲』講義』、河出書房新社、2010
『日本語は生きのびるか——米中日の文化史的三角関係』、河出書房新社、2010
共編:『講座小泉八雲』、新曜社、2009
翻訳:ダンテ『神曲』、同『新生』、A・マンゾーニ『いいなづけ』(各河出書房新社)


◆お問合せ:
文芸学部教授(CGS研究員) 北山研二
E-mail : kitayama@seijo.ac.jp

成城大学グローカル研究センター
〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20
Tel & fax 03-3482-1497
E-mail : glocalstudies@seijo.ac.jp