成城大学

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  • 2023.04.01

    2023年度開講にあたって

学生のみなさん
 今年はさくらの開花が早く、大学にとっての新しい季節が、一足早く始まったような気がします。
 さて、新型コロナウイルス感染症について、政府により感染症法上の位置づけを季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」へと変更するとの決定がなされました。これを受け、2023年度開講にあたり、授業実施方法等について、皆さんにお伝えしたいと思います。
 まず、これまで同様に、教室などでの換気や消毒などの感染対策に十分努めます。そのうえで、授業の実施については、2022年度に引き続き、オンラインの特性を活かした授業も残しながら、原則として対面(面接)授業とします。
 ここ数年、私たちは学内外でマスクを着用する生活を送ってきました。先日、政府から、大学におけるマスク着用の取扱い等について、「学生及び教職員については、教育研究活動の実施に当たって、マスクの着用を求めないことを基本とすること」という連絡がありました。これを受け、本学においても、学生及び教職員の学内におけるマスクの着用は、個人の判断を尊重して、着用を求めないこととします。なお、感染の不安や健康上の理由などから、マスクを着用する人がいることにも十分に配慮してください。そして、いかなる場合であっても、マスクの着用の有無によって差別・偏見等がないようにしてください。また、感染防止対策の観点から、換気の状況などに応じて、施設の利用や授業に際して、マスクの着用を促すこともあります。そのような場合でも、着用を強いるものではありません。この点もよくご了解ください。
 現時点で新型コロナウイルス感染症の流行は、ほぼ沈静化し、流行以前の生活が戻ってきているようにも見えます。ただし、ウイルスがなくなったわけではなく、私たちは、まだしばらくは、注意深くこのウイルスに対応する必要があります。今後はさらに、一人一人が対処方法を考えることが求められています。皆さんは、厚生労働省からの情報(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)などを参考にして、健康な生活を送れるように自らで考えて行動して下さい。大学としても、皆さんが思い描いた学生生活を送れるように、できる限りの対応をしたいと考えます。
 新しい1年が、皆さんにとって実り豊かなものになることを、心から祈っています。

2023年4月1日
成城大学学長
杉本義行