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2023.02.09
幼稚園から大学までワンキャンパスにある成城学園では、学校の垣根を越えて、異年齢の児童、学生が交流する機会を設けています。
2月8日(水)、大学社会イノベーション学部内田ゼミの2年生13名が初等学校2年桃組の教室を訪問し交流授業を行いました。「イノベーションって言葉、聞いたことあるかな?」大学生の問いかけから授業がスタート。学部の名前にもなっている「イノベーション」ですが子どもたちには耳慣れない言葉です。子どもたちにも馴染みのあるドラえもんの道具を例にあげながら、「イノベーションについて勉強することは、私たちの生活を便利にするものが作れたり、使えたりするようになること。私たちは大学でイノベーションについて学んでいます」と所属する学部について紹介しました。
続いて「英語」と「算数」を楽しみながら学ぶ大学生による授業を体験しました。「英語」の勉強では「兄弟」は英語でなんていう?「watermelon」って日本語でなんだろう?などクイズ形式で出題される問題にグループで回答しました。「算数」の勉強では、円高、円安で値段が変わる10ドルのチョコレートを、為替レートが変動する10回のうちの2回をグループで相談して購入。1ドル100円を基準にスタートし、「10円円高」になった、「20円円安」になった、など条件が変動する中で購入するタイミングをグループ内で話し合い、最終的にどのグループが一番安く買えるかを競いました。初等学校の子どもたちが楽しく学べるよう、大学生が趣向を凝らして準備したクイズやゲームで交流授業はあっという間に時間が過ぎ、盛況のうちに終了しました。
校舎も近くキャンパス内ですれ違うことも多い大学生と初等学校の子どもたち。ですが、実際に大学生と会話を交わすのは初めてという子どもが大多数でした。短い時間ながらも、大学生がどんなふうに勉強をしているか、興味を持ってもらえたのではないでしょうか。内田ゼミと初等学校との交流はこれまで何度も行われており、初めて訪れたクラスの児童は現在大学4年生だそうです。コロナ禍で中断していた交流ですが、ワンキャンパスの良さを生かした成城学園らしい活動がこうして3年ぶりに再開しました。