成城大学

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  • 2022.08.17

    実験と分析で心のメカニズムを学ぶ-データサイエンスワークショップを開催-

8月3日(水)、「言語データと心のメカニズム」をテーマにデータサイエンス教育研究センターがワークショップを開催しました。講師は経済学部の新井 学准教授が務め、17名の学生が参加しました(2~4時限に開催)。
講義編では「我々にとって言語とは何か」という問いから、人間の高度な認知機能に欠かせない「予測」と、誤った判断・解釈に対する「抑制」の働きに焦点をあて、言語認知について学びました。受講者は言語が脳内で処理される際の負荷をテストする「Stroop task」にも取り組み、普段無意識に行っている「認知」について体験的に学ぶことができました。
演習編では、実際に眼球運動測定装置を用い、文章を読むときの眼球の動き、「予測」の影響による瞳孔の拡大と収縮など興味深い実験を行いました。さらに実験で得られたデータを統計分析ソフト「R」を用いて分析しました。
学生からは「まばたきは文章を読むときの眼球運動に影響しているのか」「Stroop taskの正答率は実験結果に反映させられるのか」といった質問が寄せられ、積極的に講座に参加し、より考えを深めていこうという姿勢が見られました。
参加学生には受講証明としてオープンバッジが発行されました。

  • 9号館データサイエンススクエアにて開催
    9号館データサイエンススクエアにて開催

  • 講師を務めた新井准教授
    講師を務めた新井准教授

「Stroop task」を体験。文字と色の情報が一致していないと認知の処理負荷が高くなる

様々な実験で眼球運動を測定

  • 「R」を用いて実験結果を分析
    「R」を用いて実験結果を分析

  • 学生からは興味深い質問も
    学生からは興味深い質問も

発行されたオープンバッジ