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  • 2022.07.14

    【開催報告】「データサイエンス研究 講演会」を開催しました

成城大学データサイエンス教育研究センター(CDS3)では、7月9日(土)13:00~14:40に、「データサイエンス研究 講演会」をZoomによるオンラインで開催し、約30名の方にご参加いただきました。
当日は、本学データサイエンス教育研究センター長の開会の挨拶の後、データサイエンス教育研究センター所属の2名の教員による講演が行われました。

最初に、森由美 特別任用教授から、「ヘルスケアデバイスや質問票を活用した健康状態の可視化に関する研究事例」と題し、健康状態の測定手法についての最新動向と、自身による「ウエアラブルデバイス等を活用した工場検査員を対象とした研究事例」についての紹介・説明がありました。

次に、玉谷充 専任講師から、「高次元小標本における判別手法について」と題し、判別関数の精度を上げるための理論的研究の説明がありました。講演の中では、理論上最適な判別関数と言われているFisher’s Rule、「次元の呪い」といった高次元小標本における問題点等の説明があり、ナイーブ正準相関に基づく判別関数の提案等がなされました。

最後に、増川純一 経済学部長から、「健康への関心が社会全体で高まりを見せる中、ウエアラブルデバイスによるリアルタイムの疲労度や習熟度の測定の話は大変興味深い。また、多くの説明変数はあるがデータが少ないといった状況は、現実の事象でも発生することであり、取り組むべきテーマである。森特別任用教授、玉谷専任講師のいずれの研究も、非常にタイムリーな内容の研究であった」との講評が述べられ、盛況のうちに閉会しました。