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  • 2020.11.27

    FD講演会「全学共通教育科目としてのデータサイエンス教育」を開催しました

 10月31日(土)、データサイエンス教育研究センター主催、教育イノベーションセンター共催、世田谷プラットフォーム後援によるFD講演会「全学共通教育科目としてのデータサイエンス教育」をオンラインで開催しました。
 昨今、データに基づく意思決定を支える学問、研究分野としてのデータサイエンス(DS)が注目され、様々な大学でDS教育の導入が議論されています。本学では、2015年度より全学共通教育科目としてDS科目群を設置しその教育に取り組んできましたが、この講演会は、学部学科の教育課程をサポートするDS教育のあり方や今後の方向性について、データサイエンティストとしてご活躍の外部講師を交え検証し、さらに議論を深めていくことを目的とし開催されました。
 当日は60名を超える参加者があり、戸部学長の開会挨拶、増川センター長による講演会趣旨の説明後、本センターの外部アドバイザリー委員である田村光太郎氏による講演、続いてパネルディスカッションが行われ、最後に杉本副学長の挨拶で閉会となりました。
 第1部の田村光太郎氏による講演では、データサイエンティストが携わる分析プロジェクトの概観をご説明いただきつつ、データサイエンティストの役割やスキル、必要な技術を考察いただきました。また、データを分析するだけではなく、価値のある情報を取り出し、イノベーションを起こすというデータサイエンティストのあり方を実践的に解説いただきました。
 第2部のパネルディスカッションでは、田村光太郎氏、増川センター長、辻智特別任用教授により、文系大学である本学のDS教育の状況等について説明の後、質疑応答が行われました。
 ご参加いただいた方からは、「ビジネスの場で使用されるツールや手法を大学で学ぶことは学生にとって、メリットが大きい」「理系・文系関係なく将来ITのスキルは必須になると実感した」「“プレイフルデータサイエンス”と楽しく学生に指導をされている様子が伝わってきた」などの感想を寄せていただきました。
 学部学科の教育課程をサポートするDS教育は、文系理系にとらわれない実践的な学びの場であり、PBL(問題解決型学習)に適していることを確認することができました。今後も、DS教育のあり方を議論する講演会を開催していきたいと思っています。
 当講演会にご協力いただいた関係各位、また、ご参加いただいた皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

(データサイエンス教育研究センター)