成城大学

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  • 2020.08.04

    学生の皆さんへ 2020年度後期授業について

 全ての開講科目を遠隔方式で行った2020年度前期日程が終了を迎えようとしています。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためには、いわゆる「3密」状態を極力つくり出さないことが求められ、「3密」防止対策の一つとして、全開講科目の遠隔化という、私たちにも経験したことのない試みを余儀なくされたところでした。この遠隔方式による授業がどれほど皆さんに受け入れられているのかを確認するために、前期中には遠隔授業受講に関するアンケート調査も実施させていただいたところです。皆さんの回答からは、受講環境に関する大きな支障はなかったようですが、それでも改善すべき点がいくつかあることが明らかになり、指摘された問題の解消に努めると同時に、皆さんから寄せられた要望を今後の授業運営に生かしていくつもりでおります。いったんは収束の気配を見せた新型コロナウイルス感染症ですが、現在(8月初旬)は、これまでにない勢いで感染拡大が続いており、当分は前期期間と同様に、一部の施設を除いてキャンパス内への立ち入りは禁止せざるを得なくなっております。皆さんに多大なご不便をおかけしておりますこと、誠に申し訳なく思っております。

 さて、今年度後期授業の実施方式につきましては、感染症流行の勢いが衰えていない現状に鑑み、「2020年度後期における授業実施方式は原則、遠隔授業とするが、各学部・研究科が面接(対面)方式の必要性を認めた授業に関しては、面接(対面)授業による実施を可とする」と決定いたしました。
 もとより教室に集っての授業こそが本来のあるべき姿かと思量し、後期授業は面接(対面)方式の授業を基本とし、そのために受講者数の多い科目等を遠隔方式で開講しながら、各教室の収容定員を「3密」を回避できるまでに減ずる方策を検討してきたものの、この面接(対面)授業を基本とすることには、感染症流行が下火になることが前提とされており、現在のような流行拡大が秋・冬期にまで及ぶことが予想される中で、面接(対面)方式の授業を基本に置く授業展開は適切ではないと判断し、上述の決定に至った次第です。この決定が皆さんと皆さんのご家族、私ども教職員の感染防止を最優先と考えてなされたことを是非とも理解していただきたいと、願っております。
 なお、一部実施される面接(対面)授業のために、教室をはじめ、学内諸施設については、十分な感染予防策を講ずる予定であります。また、予防策の一環として、学内に設置されている共用ノートパソコンも原則、撤去することとしましたが、その代わりに皆さんへのパソコン貸出体制の強化を図ります。
 後期の授業実施に関する詳細は、8月24日以降に公式ホームページ及びCampus Square for WEBでお知らせする予定でおります。
2020年度後期授業にかかるガイドライン 参照のこと)
なお、今後の感染症の流行状況の変化によって、やむを得ず授業の実施方針が変更となる場合があることを、ご承知おきください。

令和2(2020)年8月4日
成城大学学長 戸部 順一

何かご不明な点がある場合には、教務部にご連絡ください。
【問合せ先】教務部教務課 TEL:03-3482-9045