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  • 2020.03.13

    大学ラグビー部の国際交流活動 —ワイカト協会育成プログラム—

 成城大学ラグビー部では、2017年より、春休みの1か月を利用した短期留学を実施しています。留学先はニュージーランドの北島の中西部に位置するワイカト。ワイカトはニュージーランド代表選手も輩出するようなラグビーの盛んな地域で、現地のコーチから指導を受けたり、英語の授業を受けたり、ニュージーランドの自然や文化に触るなど、盛りだくさんのようです。

 2019年春、約1ヵ月のニュージーランドに留学をした学生5名に話を聞きました。

左から、杉本憲柊さん(文芸学部2年)、山口明宏さん(経済学部4年)、小林尭成さん(経済学部4年)、髙橋南さん(文芸学部3年)、隠崎大海さん(法学部3年)
左から、杉本憲柊さん(文芸学部2年)、山口明宏さん(経済学部4年)、小林尭成さん(経済学部4年)、髙橋南さん(文芸学部3年)、隠崎大海さん(法学部3年)

※1月末取材当時の学年です

—参加したきっかけはなんですか?

隠崎:ワイカトラグビー協会の海外渉外責任者の方が、ガイダンスを開いてくれました。話を聞いて興味を持ち、長田コーチからの指名を受けて行くことになりました。



—現地ではどのように過ごしたのですか?

小林:大学生1~2人で現地の方のお宅にホームステイをしました。最初は翻訳アプリを使いながら一生懸命会話をしていましたが、だんだんとコミュニケーションを取ることができるようになってきました。

山口:僕と髙橋くんのホストファミリーは、釣りをしていて、海外では珍しく生魚を食べる方だったので、刺身などがよく出てきました。

髙橋:食生活は自分たちにとても合っていて、最高でした!

小林:最後の1週間になって、ホストファミリーが旅行をすることになり、まさかのホスト先の変更に。元々2人いるところに加わったので、ベッドがなく、ソファで寝るという苦い経験もしました。



—ラグビーの練習や試合などはどのようなプログラムが組まれていましたか?

隠崎:月曜日から木曜日まで練習、金曜日に試合をして、土日はアクティビティなどをして過ごし、これを4週間繰り返しました。成城の他に2つの大学から、全部で合わせて12人の学生がこのプログラムに参加しました。ここに現地の高校のラグビー部の生徒を合わせて1つの連合チームを組み、一緒に練習したり、試合をしたりしました。試合の相手は、ワイカトの地域のU-21(21歳以下)のクラブチーム。年齢は同じくらいですが、体格が全然違いました。一緒に組んだ現地の高校生は学校があるので、週に一度しか一緒に練習ができず、最初はぎこちなくてなかなかコミュニケーションを取ることができなかったりしましたが、4週間かけて徐々に理解し合っていきました。

—英語の授業はどのように受けましたか?

髙橋:ワイカト協会のミーティングルームに先生が来てくれて、毎日午後に英語の授業をしてくれました。日常会話が中心です。



—現地で印象に残っていることはありますか?

隠崎:トレーニングの一環で、「メンタルセッション」というのをやったのですが、自分を見つめ直すということで、自分のルーツを探るということをしました。ラグビーのトレーニングでこんなこともやるのかと驚き、とても印象に残っています。あとは、Sweetという言葉をよく聞いたなということを覚えています。OKやGreatという意味のようですが、何回も言われました。褒められることが多かったですね。



—褒めて伸ばすような指導法なのかもしれないですね。ラグビー以外で、思い出深いことはありますか?

山口:ラグビー以外だと、アクティビティが楽しかったです。ブラック・ウォーター・ラフティングという、真っ暗な洞窟で土ボタルを見るツアーなのですが、青白い光はとてもきれいでした。日本では見られない絶景でした。

隠崎:ラフティングもスリルがあって楽しかったですね。

—ワイカトに短期留学して、感じたこと、意識が変わったことはありますか?

山口:行く前までは、日本の環境しか知らず、自分にあまり自信がなかったけれど、海外に行ってやってみて、「通用するな」と思いました。それが自信になって、日本に帰ってきてからは自信を持ってプレーすることができるようになりました。

隠崎:これまではずっと日本で部活としてやってきて、勝つことを目標にやることしかしてこなかったけれど、ワイカトに行って練習や試合をする中で、ラグビーを楽しんでやることを思い出しました。



—短期留学で得たものを、個人的にもしくはラグビー部にどのように生かすことができましたか?

髙橋:戻ってきてからも、ニュージーランドでやっていたように、練習前に必ずストレッッチをするようになりました。向こうで過ごした4週間で習慣になり、それがよかったので続けています。

隠崎:集合の時に、毎回円陣を組むようになりました。それまでも、話す人が真ん中にいて、それを囲む形ではあったけれど、全員で肩を組むようになりました。

山口:設備などに差があるので、全部を取り入れることは難しいですが、メンタルトレーニングの部分は日本でも活用できると思います。



—後輩たちに一言お願いします。

隠崎:ラグビーを本当にストイックに!というような強い覚悟を持つのではなく、軽い気持ちで留学に行ってみてもいいんじゃないかなと思います。ぜひチャレンジしてみてください。

 5人からは充実した日々を過ごしていたことが伝わってきました。実際に文化の違うところへ飛び込んでみないとわからないことをそれぞれがたくさん感じ、学び取ってきたようです。
 成城学園は、2017年の100周年を機に教育改革に取り組んでおり、改革の3つの柱の1つとして、「国際教育」を掲げています。幼稚園から大学までの英語一貫教育の推進や留学制度の拡充など、これからもさまざまな取り組みを進めていきます。

成城大学ラグビー部HP http://www.seijorugby.com/

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