成城大学

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  • 2019.11.26

    シンポジウム「人文・社会科学系大学におけるデータサイエンス教育」を開催しました

11月16日(土)、成城大学データサイエンス教育研究センター主催のシンポジウム「人文・社会科学系大学におけるデータサイエンス教育」を開催しました。

産業界、医療業界、教育業界、災害現場など、日常のあらゆる場面でデータサイエンスが活用され、データサイエンスの重要性は日々高まっています。このシンポジウムは、データ分析の知識やノウハウを備えた人材の育成、特に人文・社会科学系大学におけるデータサイエンス教育のあり方や方向性について確認し、さらに議論を深めていくことを目的として開催されました。

  • 戸部順一学長による開会挨拶
    戸部順一学長による開会挨拶

  • シンポジウムの趣旨説明を行う、増川純一データサイエンス教育研究センター長 (成城大学経済学部教授)
    シンポジウムの趣旨説明を行う、増川純一データサイエンス教育研究センター長 (成城大学経済学部教授)

シンポジウム冒頭、戸部 順一 学長による開会挨拶では、本学データサイエンス教育研究センター設立の経緯とセンターへの期待が述べられました。増川 純一 センター長によるシンポジウム開催の趣旨説明の後、前半は成城大学データサイエンス教育研究センターの外部アドバイザリー委員を務める大成 弘子 氏、三浦 航 氏、山田 健太 氏にご講演いただきました。大成氏からはピープル・アナリティクスを使った人事関連のコンサルタントの立場から、三浦氏からはデータサイエンスの専門部署で実際に開発を行う立場から教育現場への貴重なご提言をいただきました。また、本学がデータサイエンス科目群の提供を始めた当初から、その教育にも携わっていただいた山田氏からは、その経験から様々な気づきをご指摘いただきました。後半は、経済学研究科(博士課程前期)2年の 本吉 未来さんが登壇しました。指導教員である小宮路 雅博 経済学部教授から修論テーマとビッグデータ解析を行うに至った経緯の説明の後、「テキストマイニングによる訪日外国人の観光体験分析」と題した観光レビューのテキストデータ分析を用いた研究発表を行いました。発表後は、外部アドバイザリー委員の方々から様々なアドバイスをいただきました。シンポジウムの最後には、本学教員と外部アドバイザリー委員の方々を交えたパネルディスカッションを行いました。辻 智 センター特別任用教授から、2015年にスタートした本学のデータサイエンス科目の教育について、標葉 隆馬 文芸学部准教授からは、マスコミュニケーション学科におけるデータサイエンス教育について、実際の教育現場でどのような成果や受講した学生たちにどのような変化が見られているかをご紹介いただきました。その後、シンポジウムのテーマである「人文・社会科学系大学におけるデータサイエンス教育」のあり方やその可能性について活発な意見が交わされました。
当日は、学生、教育関係の方をはじめ、約80名の方にお集まりいただきました。ご来場いただいた方から、「文系の中でのデータサイエンスの役割がよくわかった」、「どうやって人文・社会科学系の大学でデータサイエンティストを育成するかについて、具体的な話を数多く聞けた」、「学生指導の具体例に説得力があった」などのご感想を寄せていただきました。ご来場いただいた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

外部アドバイザリー委員との意見交換を行う、小宮路経済学部長と本吉さん
外部アドバイザリー委員との意見交換を行う、小宮路経済学部長と本吉さん

  • パネルディスカッション司会を務める辻氏 (成城大学データサイエンス教育研究センター 特別任用教授)
    パネルディスカッション司会を務める辻氏
    (成城大学データサイエンス教育研究センター 特別任用教授)

  • 左から、標葉文芸学部准教授、大成氏、三浦氏
    左から、標葉文芸学部准教授、大成氏、三浦氏