成城大学

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  • 2016.08.24

    AEDで高校生の命を救う — 成城大生が東京消防庁消防総監から感謝状を贈呈されました —

 成城大学経済学部の金子隼也さん(2年)が、心肺停止に陥った女子高校生をAED(自動体外式除細動器)で救命したとして、8月10日(水)、東京消防庁消防総監から感謝状が贈られました。
 陸上競技部に所属している金子さんは8月6日(土)、世田谷区立総合運動場の陸上競技場で練習中、トラック内の人だかりに気づいて駆け付けてみると、駅伝の練習をしていた女子高生が倒れ、高校の学校関係者に心臓マッサージを施されている場面に遭遇。そのため、速やかに近くにあったAEDを装着して除細動を1回試み、その後は交代で心臓マッサージを続けました。そのかいあって女子高生は現場で呼吸、脈、意識が回復。救急隊員に引き継ぎ、救命に大きく貢献した行動が評価されました。
 「女性が助かって元気になったと聞いて本当に良かったです。高校時代に1年間、ライフセービングの授業を受けていた時にAEDのことも学んだことが役に立ちました」
 成城消防署長から感謝状を受け取った金子さん。成城学園高校在学時に自由選択科目である「ライフセービング」の授業で日本ライフセービング協会公認の「CPR(心肺蘇生法)ライフセーバー」の資格を取得しており「女性の状態を見て呼吸ができていないと判断し、とっさでしたが冷静に行動することができました」と、自然に体が動いて救命措置を実行。「自分を誇らしく思います」と感謝状を手に胸を張りました。

 成城学園では学園内に14基のAEDを設置。急なアクシデントで心停止や呼吸停止に陥ってしまった人が発生した際に一次救命処置を行う人を増やすため、学生・生徒・教職員・保護者を対象に心肺蘇生やAEDを使うBLS(Basic Life Support=一次救命処置)教育を積極的に行っています。また、2014年からは来年の創立100周年記念プロジェクトとして「いのちを守り合う成城ファミリー」を立ち上げ、BLSインストラクターの資格を持つ教員が中心となって学園内外でBLS講習会を開催。これまで約8600人が受講するなど普及活動に努め、「いのち」の大切さを学んでいます。

  • 佐藤敦・成城消防署長から感謝状を贈呈される金子さん(左)
    佐藤敦・成城消防署長から感謝状を贈呈される金子さん(左)

  • 佐藤署長と金子さん(右)
    佐藤署長と金子さん(右)