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2016.01.26
【学長メッセージ】
学長に就任した2010年の秋から「学長とランチミーティング」を始めました。当時は、ブログなどのSNSを用いてさまざまに情報発信をする学長が出始めていました。ただ、私としては、少人数教育を標榜し、学生同士、あるいは学生と教員との距離が近いわが成城大学の学長としては、フェイス・トゥ・フェイスで学生諸君と語り合う機会を持って、学生諸君が大学に期待していることや不満などについて生の声を聞くとともに、学長としての考えを聞いてもらう方がふさわしいと考えて、この企画を始めました。この6年間で22回開催し、300名近くの学生諸君が参加してくれました。
振り返ってみると、開催場所、テーマの設定方法などから、大きく3つの局面がありました。最初の3回は、特にテーマを決めず自由に話をしてもらいましたが、教室などの設備やその利用方法、食堂などについての具体的な要望が主な話題で、その中ですぐに改善、対応してもらったものもあります。その後2011年と12年は、学生諸君からの要望、アンケートや私が学生諸君の考えを聞きたい課題などについてテーマを設定し、それに関心のある人に集まってもらい議論しました。
開催場所も当初の3回は1号館学生フロアで行いましたが、1号館フロアはかなり賑やかで話が聞き取りにくいこともあり、2011年からは8号館地下ラウンジに移して8回開催しました。そして2013年から「学長とランチミーティング Welcome to 学長室」として学長室で11回開催しました。テーマも「自由に語ろう」という形と予め設定する形を取り混ぜて行いました。さらに、2015年は、大学の教務部や学生部、図書館、MNCなどの事務部局の職員が、それぞれの課題について学生諸君の意見を直接聞く場としてこれを利用するという新たな展開もありました。
参加した学生諸君も、学長ってどんなヒト、何をやっているのとか、学長室ってどんなヘヤという素朴な興味から参加した人も少なからずいましたが、様々なテーマについて問題意識を持って参加してくれた諸君も多く、成城大生についての認識が深まるとともに(真摯に物事を考えている学生諸君が多いことを実感しました。)、学長として大学のあり方を考える上で大いに参考になりました。参加してくれた学生諸君、そして裏方を勤めた学生部職員の方には、改めて感謝したいと思います。
2016年1月26日
学長 油井 雄二
第1回学長とランチミーティング@1号館学生フロア(2010.10.20)
第4回学長とランチミーティング@8号館ラウンジ
(2011.6.15)
留学生も参加し、多種多様な意見が交わされました。
(2012.7.11)
2013年度より学長室での開催となりました。
(2013.6.5)
学習環境について熱弁された油井学長。
(2014.11.12)
油井学長最後のランチミーティング。
(2015.12.16)